東京都内で増えている地震後の基礎亀裂トラブルの現状
東京都内や練馬区・板橋区・さいたま市など首都圏では、地震の揺れによって住宅の基礎に亀裂が入るケースが近年増えています。揺れそのものは一瞬でも、建物の土台となる基礎へ与える影響は非常に大きく、外壁塗装や屋根工事では表面の劣化に気づいても、基礎の異変は見落とされがちです。
実際に丸山建設で点検を行うと、外壁や屋根は問題なくても基礎だけにひびが入っていたという住宅が多く存在します。特に地震後は、表面の小さな線のようなひび割れが、放置によって大きな亀裂へ発展する可能性があるため注意が必要です。
基礎は家全体を支える最も重要な部分であり、ここが弱くなると建物の寿命が縮まり、地震に対する安全性も大きく低下します。まずは現状として、基礎のひび割れを軽視しないことが重要です。
地震後に起こる基礎亀裂の種類と危険性
地震による基礎の亀裂にはいくつかの種類があり、その原因や危険度も異なります。ここでは、東京都内で実際に多く見られたケースをもとに分かりやすく整理します。
1. ヘアークラック（細いひび）
髪の毛のように細いひび割れで、幅が0.3mm未満のものを指します。一見すると問題なさそうに見えますが、地震がきっかけで急に発生した場合は、内部の鉄筋にまで影響している可能性があります。
特に雨水が入り込むと、鉄筋が錆びて基礎の寿命を短くしてしまうことがあります。
2. 構造クラック（太いひび）
幅0.3mm以上のひびや、段差を伴う亀裂は要注意です。地震の揺れで基礎に強い力が加わり、建物全体のバランスが崩れている可能性があります。
放置すると、床の傾きやドアの開閉不良、雨漏りにつながるケースもあり、早急な補修が必要です。
3. 斜め方向のひび
基礎に斜めのひびが入っている場合、地震で建物が大きく揺れた証拠です。構造的な負担が大きかったと考えられ、補強工事が必要となる可能性があります。
東京都内の戸建てでは、密集地に多い建築条件の影響で、揺れが増幅されやすいケースもあります。
4. モルタル部分だけのひび
基礎の表面を覆うモルタルにだけ被害があるケースもあります。見た目は大きくても、構造部分に問題がない場合が多いですが、地震後は必ず内部まで確認する必要があります。
丸山建設では高所カメラや打診検査を行い、内部に影響がないか丁寧に調査しています。
基礎の亀裂を放置すると起こる深刻な問題
基礎のひび割れは、初期段階であれば小さな補修だけで済みます。しかし放置すると、建物の安全性が大きく低下し、修繕費が高額になる危険があります。
1. 建物の傾き
基礎が弱くなると、家全体の重さを均等に支えられなくなり、わずかな傾きが発生することがあります。これは室内の床や壁にも悪影響を及ぼし、生活のストレスにもつながります。
2. 雨漏りの発生
ひびから雨水が浸入すると、内部の鉄筋が腐食し、外壁や内部に雨漏りが広がります。雨漏り修理だけでは根本解決できず、基礎そのものの修繕が必要になります。
3. 地震への弱体化
基礎は建物の地震耐性の要です。ひびを放置すると次の地震で大きな被害を受ける確率が高くなります。
4. 外壁・屋根への影響
基礎が弱ると建物のゆがみが生まれ、外壁塗装や屋根工事をしても劣化が早くなる場合があります。ひび割れやチョーキングなどの症状が再発し、修繕サイクルが短くなります。
これらの問題は、埼玉県内（大宮・浦和・川口市など）の住宅でも同様に起きています。首都圏では地盤の強弱差が大きいため、早めの点検が必須です。
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地震後に基礎亀裂を見つけた場合の優先補修ポイント
地震後に基礎の亀裂を見つけた場合、どの部分を優先して補修すべきかを正しく判断することが重要です。
ここでは、丸山建設が実際の現場で行っている対応順をもとに、段階的な対策を解説します。
1. ひび割れの進行状況を確認する
ひびの幅、深さ、長さ、方向を確認し、構造に影響している可能性があるかを判断します。
写真を撮影し、地震発生前の状態と比較することも重要です。
2. 鉄筋の腐食の有無を調べる
基礎内部までひびが達しているかを調査し、鉄筋のサビが進んでいる場合は早急に補修が必要です。腐食が進むほど修繕費が高額になります。
3. 外壁や床下にも影響が出ていないか確認
基礎が弱ると外壁にひびが発生したり、床下に湿気が溜まりやすくなるため、同時に周辺部も点検する必要があります。
4. 雨水の侵入を止める
ひび割れから雨水が入ると劣化が急速に進むため、応急処置としてシーリング材などで浸水を防ぎます。ただし応急処置だけでは根本的な改善にならないため、必ず専門工事が必要です。
5. 必要であれば基礎補強工事を実施
構造クラックなど深刻な場合は、エポキシ樹脂注入や炭素繊維シートで補強を行い、基礎の強度を回復させます。
丸山建設では、建物全体を一体で診断し、外壁塗装や屋根工事と組み合わせた長寿命化プランもご提案しています。
火災保険を活用して基礎補修費用を抑える方法
基礎のひび割れは、地震保険もしくは火災保険の付帯補償で申請できる場合があります。東京都内や埼玉エリアでは地震被害が多いため、保険活用は非常に有効です。
1. 地震が原因の明確な亀裂は地震保険が対象
地震の揺れで基礎にひびが入った場合、地震保険が適用される可能性があります。地震保険は火災保険とセットになっていることが多いため、加入しているかどうか確認することが重要です。
2. 火災保険の「破損・汚損」補償で対象となるケースもある
地震以外の原因が関係している場合でも、条件によっては火災保険で補償されるケースがあります。
基礎が割れた原因を正しく診断し、適切な補償で申請することが重要です。
3. 写真・診断書は専門家に依頼する
保険申請には、ひびの位置・進行具合・原因を示す資料が必要です。
丸山建設では、高解像度の写真やドローン撮影を用い、保険会社に伝わりやすい診断書を作成しています。
4. 自己判断は禁物
ひびが小さいからと放置したり、DIYで補修してしまうと、保険が適用されないケースが多くあります。必ず専門の業者に相談してください。
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基礎を守るために今できる予防策
基礎のひび割れは、地震だけでなく経年劣化や雨水浸入でも進行します。東京都内やさいたま市など、都市部では建物同士が密集しているため揺れが伝わりやすい特徴があります。
1. 年に一度の点検を実施する
丸山建設では、外壁・屋根・雨漏り・基礎の無料点検を行っています。小さな異変を早期に発見することで、大きな修繕を防げます。
2. 外壁塗装を定期的に行う
外壁が劣化して雨水が入ると、基礎の内部にまで水が回り込みます。雨漏り修理だけでなく、外壁塗装による防水性能の維持が重要です。
3. 排水環境を整える
基礎周りに水が溜まると劣化が早まります。敷地の排水状況も定期的に見直しましょう。
4. 揺れに強い家づくりを意識する
必要に応じて耐震補強を行うことで、今後の地震で基礎が再び損傷するリスクを減らせます。
まとめ
東京都内で地震後に基礎の亀裂を発見した場合、早期対応が建物の寿命と安全性を守る大切な鍵となります。小さなひびでも放置すれば建物全体に影響が広がり、外壁塗装や屋根工事、雨漏り修理といった大規模な工事が必要になることもあります。
丸山建設では、
・基礎の無料点検
・写真付きの専門診断
・火災保険・地震保険の申請サポート
・外壁塗装や屋根工事との総合メンテナンス提案
これらをワンストップで提供しています。
東京都内・練馬区・板橋区・さいたま市・大宮・浦和などで建物の亀裂や基礎の異変が気になる場合は、放置せず早めにご相談ください。
建物の安全性を守りながら、長く安心して暮らせる住まいづくりを全力でサポートいたします。
