
なぜ今、修繕・点検が必要なのか — 放置のリスクを具体化する
1.小さな破損が短期間で拡大する
瓦の小さな欠け、シーリングのひび、雨樋の詰まりなどは放置すると雨水が入り込み、下地(野地板・胴縁)や断熱材を腐らせます。結果として「部分修理」で済んでいたものが「大規模な下地交換・屋根葺き替え」に発展することが多く、修繕費用は数倍〜数十倍に跳ね上がります。
2.見えない被害が家全体に波及する
屋根や外壁の劣化から雨水が屋内に入ると、天井のシミ→断熱性能低下→結露→カビ・腐朽→シロアリ被害へと連鎖します。見た目だけで判断すると“気づいた時には手遅れ”になりがちです。
3.健康・住まいの価値を守るため
カビ・ホコリの発生、室内温度変化による光熱費増、資産価値の低下。定期メンテナンスは安全性と資産価値を守るための投資です。
屋根・外壁の“必ずチェック”リスト

屋根(屋根の上・軒先・雨樋含む)
- 瓦・スレートの割れ・ズレ、欠落の有無
- 棟板金の浮き・釘抜け(風でめくれやすい箇所)
- 漆喰や葺き土の剥離・落下
- 雨樋の詰まり(葉・泥)、金具のサビ・緩み
- 防水紙や屋根材の反り・欠損(屋根材の表面劣化)
※屋根上の作業は危険です。屋根に上がる点検は専門業者へ依頼してください。

外壁(窓廻り・目地・シーリング)
- ひび割れ(浅いクラック〜構造クラック)
- チョーキング(手で触って白い粉が付く)
- シーリング(コーキング)の硬化・断裂・剥がれ
- 外壁の剥離・鋼板のサビ、軒天のシミ・膨れ

屋内チェック(早期発見に効果的)
- 天井・壁のシミ、カビ臭、クロス剥がれ
- 屋根裏(入れるなら)での湿気・水染み・断熱材の濡れ
- ベランダやバルコニーの排水不良や防水層の亀裂
点検の頻度とおすすめのタイミング
- 【毎月】目視での外周チェック(雨樋の詰まり、外壁の大きな変化)
- 【春(雪解け後)・梅雨前・台風シーズン前】季節ごとの重点チェック(各季節前に小修繕)
- 【1〜2年に1回】屋根・外壁の専門点検(脚立・屋根上点検・赤外線やドローン調査含む)
- 【築10年以降】点検頻度を増やす(材料の寿命が近づくため、1年〜2年毎の専門点検を推奨)
早めのプロ点検は小さな不具合を見つけ、結果的に大きな修繕を防ぎます。
予防修繕の具体策
- 雨樋の清掃・金具交換(コスト小・効果大)
落ち葉や泥で溢れると雨水が屋根に溜まり、軒先腐食や外壁の浸透を招きます。年に1回以上の清掃が理想。
- シーリングの打ち替え(窓廻り・外壁目地)
シーリングは外壁の“防水の要”。割れを放置しないこと。DIYでできる範囲ですが、仕上がりはプロに任せると長持ちします。
- 棟板金の補修・釘交換
釘が抜け始めたら早めに差し替え、板金の浮きを押さえる。飛散リスクも防げます。
- 部分補修(割れ瓦・スレートの差し替え)
小さい割れや欠けは最小限の工事で済ませると費用効率が良い。
- 防水層の補強(陸屋根・バルコニー)
防水の寿命を見てトップコートや改修を行う。大規模な全面やり直しは最後の手段に。
DIYでやっていいこと・絶対にやってはいけないこと
DIYでやってよい
- 軒先や雨樋の落ち葉掃除(安全な範囲で)
- 外壁の小さなクラックの簡易補修(目地やシーリングの補修キット使用)
- ベランダの排水口掃除
絶対にプロに任せるべきこと
- 屋根上の歩行・高所作業(落下リスク)
- 構造的な下地交換・大規模な葺き替え
- 保険申請に必要な損傷診断(正式な報告書作成)
安全最優先。高所作業や構造補修は専門業者へ。
火災保険(風災・落雷・雪害など)を使うときの実務的なポイント

- 保険が適用されるケース/されないケースを理解する
保険は「突発的・外的な事故(台風の強風で瓦が飛んだ等)」をカバーする場合がありますが、経年劣化やメンテ不足は対象外になることが多いです。定期点検と記録があると保険適用の説得力が増します。
- 証拠の残し方
被害箇所の写真(広角・アップ)、被害発生日のメモ、天候情報(台風通過日時)や近隣被害の情報、修理見積書、専門業者の診断書を揃えると申請がスムーズです。
- 申請の手順(実務)
被害の確認・写真撮影。
保険会社へ連絡(通知のタイミングに注意)。
専門業者に現地診断を依頼し、診断書・見積を取得。
保険会社の調査(鑑定人)対応。
決定・工事開始。
- 丸山建設ができること
丸山建設では無料点検にて被害箇所の写真・診断書作成、保険申請に必要な書類作成と保険会社対応のサポートを行っています。初めての申請で不安な方も、実務経験のある専門スタッフがフォローします。
最後に — 今すぐできる“3つのアクション”と丸山建設の案内
今すぐできる3つのアクション
- 家の周りをぐるっと見回して「大きなズレ・シミ・落下物」がないかチェック。写真をスマホで撮る。
- 雨樋の目視清掃(安全にできる範囲で)。
- 1年に一度はプロの無料点検を予約して、写真付き診断書を残す。
丸山建設からのサポート

丸山建設ではさいたま市内での無料点検を実施中です。点検では屋根・外壁の写真撮影、劣化箇所の詳細診断、修繕の優先順位・概算見積の提示を行い、必要に応じて火災保険(風災等)申請のサポートまで対応します。初めての方も安心してご相談ください。
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