
■ はじめに:その「小さなひび割れ」が、家全体の劣化を招くかもしれません
一見すると目立たない、外壁のすき間や窓まわりにある“コーキング”。
専門的には「シーリング」とも呼ばれますが、実はこのコーキングの役割は非常に重要です。
雨風や紫外線から住宅を守る最前線にあり、家の防水・気密・耐久性に直結する存在なのです。
しかし多くの方が、
- 「何となく傷んでる気がするけど、放置してる…」
- 「業者に劣化してると言われたけど、本当に必要なのか分からない」
- 「まだ雨漏りしてないから大丈夫でしょ?」
と思い、劣化を見過ごしてしまいがちです。
本記事では、
✅ コーキング劣化によって起こるリスク
✅ 劣化の見分け方と、補修のタイミング
✅ 正しいメンテナンス方法と業者選びの注意点
など、住宅を長持ちさせるために必須の知識を徹底的に解説します。
■ コーキングとは?役割と場所をまず知ろう
コーキング(シーリング)とは、主に以下の箇所に充填されているゴム状の素材です。
- 外壁材(サイディング)とサイディングのすき間
- 窓枠・ドア枠のまわり
- 屋根材や板金との接合部
- ベランダ・バルコニー周辺
このコーキングは、建物の動きに追従しながら、水や空気の侵入を防ぐ柔軟な素材として、極めて重要な役割を果たしています。
■ 見逃せない!コーキング劣化が引き起こす4つの深刻なトラブル

① 雨漏りの発生
コーキングが割れたり剥がれたりすると、雨水が外壁や窓まわりから侵入しやすくなります。
これは住宅全体の雨漏りリスクを一気に高める要因です。
② カビ・ダニ・健康被害
壁内に湿気がこもることで、カビやダニが繁殖しやすい環境に。
それがアレルギーや喘息、ぜんそくの悪化など、健康リスクに繋がるケースもあります。
③ 外壁材・構造材の腐食
長期間水分が侵入し続けると、サイディングボードや構造材(柱・梁)などが腐食してしまいます。
家の耐久性そのものを損なう深刻な事態に。
④ 修繕費用の増大
軽度なひび割れや剥がれなら、部分補修で済みます。
しかし、雨漏りや下地の腐食が進行すると、数十万円〜100万円を超える大規模修繕が必要になることも…。
■ コーキング劣化の“見逃せない症状”とは?

自分の目でも確認できる劣化症状は、以下のとおりです。
✅ 1. ひび割れ(クラック)
細かい筋状のひびがコーキング表面に入っている状態。
これは劣化初期のサインで、早めの補修が理想です。
✅ 2. 剥離(はくり)
外壁や窓枠と接している部分からコーキングが浮いて隙間が見える状態。
雨水が入り込みやすく、要注意です。
✅ 3. 肉やせ・痩せ(断面のへこみ)
もともとぷっくりしていたコーキングが、へこんで薄くなっている状態。
紫外線による経年劣化が進んでいます。
✅ 4. 破断・欠落
完全に切れていたり、一部がぽろっと落ちてしまっている状態。
この場合は、緊急性が高く全面打ち替えが必要です。
■ 劣化の進行とメンテナンス時期の目安
一般的なコーキングの寿命は10年〜15年程度です。
ただし、使用されている素材や立地環境によって大きく異なります。
| 築年数の目安 | 状態 | 推奨メンテナンス |
|---|---|---|
| 5〜8年 | 軽度のひび・肉やせ | 点検・部分補修を検討 |
| 10年〜 | 剥がれ・切れ・欠落あり | 全面打ち替え推奨 |
| 15年以上 | 雨漏り・構造劣化 | 外壁全体の再塗装も検討対象に |
■ 補修の方法は2種類
🔧 ① 打ち増し工法
既存のコーキングの上から、新しいコーキングを重ねて充填する方法。
- 費用が抑えられる(1,000〜1,800円/m程度)
- ただし、古いコーキングが著しく劣化している場合はおすすめできない
🔧 ② 打ち替え工法(推奨)
古いコーキングを完全に撤去し、新たに充填し直す方法。
- 耐久性・密着性が高い
- 根本的な補修が可能
- 費用はやや高め(1,800〜3,000円/m程度)だが長期的に安心
特に築10年以上・劣化が進行している場合は、「打ち替え工法」が基本です。
■ コーキングメンテナンスの費用目安
費用は現場状況や業者によって異なりますが、一般的な戸建て住宅(延床30坪程度)での概算は以下の通りです。
| 工事内容 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 部分補修(打ち増し) | 3〜8万円 | 劣化が軽度な箇所のみ |
| 全面打ち替え | 15〜30万円 | 築10年以上の住宅におすすめ |
| 外壁塗装と同時施工 | 80〜120万円 | 足場代の節約になるケースあり |
■ よくある質問(FAQ)

Q. 雨漏りしてないなら、まだ補修しなくて大丈夫?
→ NGです。
雨漏りが発生したときには、すでに構造材へのダメージが進んでいることが多く、補修費が跳ね上がります。
「症状が出る前のメンテナンス」が住宅寿命を延ばすカギです。
Q. DIYで補修しても問題ない?
→ 一部の簡易補修なら可能ですが、打ち替えには専門知識と技術が必要です。
また、材料の選定ミスや施工不良は逆効果になり、余計な費用が発生する原因にも。
Q. 外壁塗装と一緒にやるべき?
→ はい、おすすめです。
足場を一度立てるだけで、外壁塗装とコーキング補修をまとめて施工できるため、総コストを抑えることができます。
■ 信頼できる業者を選ぶ5つのポイント
- 現地調査をしっかり行う(写真・診断報告あり)
- 工法・使用材料・施工範囲が明記された見積もりを出す
- 保証期間やアフターサポートを明確にしている
- 地域での施工実績・口コミが豊富
- 補助金や保険の活用についてもアドバイスしてくれる
■ 丸山建設では、無料点検&診断実施中!
「もしかして、うちも劣化してる?」
「どこに頼めばいいのか分からない…」という方は、
丸山建設の無料点検サービスをご活用ください。
- 現地調査(無料)で、写真付き診断レポートをご提出
- コーキングだけでなく、外壁・屋根の劣化もトータルチェック
- 診断結果に基づいた最適な補修提案
- 地元密着だから、万一のトラブルにもスピード対応
■ まとめ:コーキングは“目立たないけど住宅を守る最前線”

- コーキングの劣化は住宅の健康に直結する重大なサイン
- 雨漏り・腐食・健康被害の原因になる前に、定期的な点検・補修が必要
- DIYや放置ではなく、信頼できる業者に相談することが最良の対策
🏠まずは家の状態をチェックしませんか?
\ 点検・相談は無料です /
✅ コーキングや外壁の状態が気になる方
✅ 他社で「交換が必要」と言われたけど不安な方
✅ 相見積もりで比較したい方にも対応!
📞 まずはお気軽に、無料点検をご依頼ください。
あなたの大切な住まいを、これから先の10年・20年も安心して守るために。
“目立たない部分”から見直してみませんか?
