
近年、さいたま市を含む関東エリアでは中規模の地震が頻繁に起きています。
大きく揺れた覚えがなくても、実は外壁や屋根の一部には少しずつ“ダメージ”がたまっていることをご存じでしょうか。
点検をしてみると、「外壁に細いヒビが入っていた」「モルタルが少し浮いていた」「サイディングの継ぎ目にすき間ができていた」といった症状が多く見つかります。
これらは見た目が小さくても、建物の防水性や耐震性に大きく関わるサインです。
特に築10年以上の住宅では、地震によるひび割れが塗装やコーキングの劣化と重なり、雨水が入りやすい状態になっています。
そのまま放置すると、外壁の内部や柱、断熱材にまで水が入り込み、家全体の劣化を早めてしまうのです。
なぜ地震で外壁が割れるのか?

外壁が割れる理由は、主に「構造の動き」と「素材の特性」にあります。
地震の揺れによって、家の土台や柱がわずかにずれると、その動きが外壁に伝わります。
外壁は硬く、伸び縮みしにくいため、動きを吸収できずに“ヒビ”として現れるのです。
とくに注意が必要なのは以下のようなケースです。
- モルタル壁の場合:硬くて重いため、地震の振動で「ヘアークラック(髪の毛のようなヒビ)」が入りやすい。
- サイディング壁の場合:パネルとパネルの継ぎ目にある“コーキング”が劣化していると、揺れで隙間が生じ、雨漏りの原因に。
- 窓まわりや角部:構造の力が集中しやすく、最もヒビが入りやすい部分。
こうしたヒビを「見た目だけの問題」と思って放置してしまうと、次の地震や強風のときに一気に亀裂が広がり、防水層が壊れてしまいます。
住宅構造と外壁の関係をわかりやすく理解しよう
住宅は、木材や鉄骨などの“骨組み”と、その外側を覆う“外壁材”で構成されています。
この2つの役割はまったく異なります。
- 骨組み(構造):家を支える力の中心。地震の揺れを分散する「しなやかさ」が求められる。
- 外壁材:風雨や紫外線から家を守る「防護層」。構造に固定されるため、揺れに弱い。
つまり、家の中では「動く部分」と「動かない部分」が共存しています。
地震が起きると、この“動きのズレ”によって外壁に応力が集中し、ひび割れや浮きが発生するのです。
また、築年数が経つほど外壁は硬化し、塗膜の柔軟性が失われていきます。
そのため、同じ揺れでも「築20年の家」と「築5年の家」では、割れ方に大きな差が出ます。
割れない家に近づけるための4つの対策

① 外壁塗装の定期メンテナンス
塗膜が劣化すると、外壁が直接振動を受けやすくなります。
10年に一度を目安に、弾性塗料やひび割れに強い塗料を使用することで、揺れを吸収しやすくなります。
② コーキング(目地)の打ち替え
サイディングの継ぎ目は、地震時に最も動きが出る場所です。
古いコーキングを放置せず、柔軟性のある素材に打ち替えることで、ひび割れと雨漏りを防止します。
③ 耐震補強金具や筋交いの確認
外壁の内側(構造部分)に設置された筋交いや金具がゆるんでいると、建物全体がねじれて外壁に負荷がかかります。
点検の際には、外壁だけでなく構造体の状態も確認しましょう。
④ 定期的な無料点検の活用
丸山建設では、外壁や屋根の無料点検を行っています。
地震後に目に見えるひびがなくても、サーモカメラやドローンで“見えないひび”を発見できることがあります。
また、地震による損傷は火災保険(地震保険)で補修費が支払われる場合もあります。
「ひび割れがあるけど自費かどうかわからない」という方も、一度相談しておくと安心です。
まとめ:外壁のヒビは“家からのSOS”

地震による外壁の割れは、単なる見た目の問題ではなく、家全体の安全性に直結します。
ひびを放置すると、雨水の侵入や構造のゆがみにつながり、結果的に修繕費が何倍にもなることがあります。
さいたま市でも、近年は小さな地震が続いています。
「少しのヒビだから」と油断せず、早めに専門業者の点検を受けることが、家を長持ちさせる第一歩です。
丸山建設では、
- 外壁・屋根の無料点検
- 火災保険や地震保険を活用した修繕サポート
- 経年劣化と地震被害を見分ける診断レポート
を行っています。
お住まいの外壁に少しでも気になるヒビがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
早めの点検と補強で、“次の地震でも安心できる住まい”を守りましょう!
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