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知らない間に劣化が進行…水切り金具の破損・未設置で5年以内に起こる外壁の色あせ・ひび割れ・剥がれの3大トラブルとその修繕費用とは?

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知らない間に劣化が進行…水切り金具の破損・未設置で5年以内に起こる外壁の色あせ・ひび割れ・剥がれの3大トラブルとその修繕費用とは?

家の外壁を守っているのは、塗料やサイディング材だけではありません。
実は「水切り金具(みずきりかなぐ)」と呼ばれる、住宅の足元にある金属部材が、外壁の寿命を大きく左右していることをご存じでしょうか?

この水切り金具は、雨水や泥はねが外壁に直接当たらないように導いてくれる、いわば“建物を水から守る防衛線”。しかし、破損していたり、そもそも取り付けられていなかったりすると、知らないうちに外壁の劣化が進行し、最悪の場合は数百万円単位の補修が必要になるケースもあります。

本記事では、そんな水切り金具の役割と危険性、そして放置によって5年以内に発生する3大劣化症状について、実際の修繕費例とともに解説していきます。
後半では、丸山建設が提供する無料点検サービスと、万一のトラブルに備える火災保険申請のサポートについてもご案内いたします。

■ 水切り金具とは?外壁の「見えない守り手」

水切り金具とは?外壁の「見えない守り手」

水切り金具とは、住宅の外壁と基礎の境目(最下部)に取り付けられるL字型または折り返し型の金属製部材で、主に以下の目的で設置されています:

  • 外壁に当たる雨水を下方向に逃がす
  • 雨の跳ね返りや泥はねが外壁に直撃しないようにする
  • 外壁の裏側や防水紙に水が入り込まないようにする
  • 建物の美観を整える(基礎部分との境界処理)

一見すると「ただの装飾パーツ」のように思われがちですが、実際には外壁の防水性能や耐久性を支える重要な機能部材です。
しかしこの水切り金具、以下のようなケースでは本来の性能を発揮できません。


◯ よくある水切り金具の問題

  1. 初めから取り付けられていない(簡易工法・ローコスト住宅)
  2. 築10年以上で腐食・浮き・はがれが発生している
  3. 地震や台風で歪み・脱落が起きている
  4. 基礎周辺の土が削れて、雨水の跳ね返りが強くなっている

これらの状態が続くと、次第に雨水や泥が直接外壁の下部に当たるようになり、数年以内に劣化症状が目立ち始めるのです。

■ 水切り金具の破損・未設置が引き起こす「3大外壁トラブル」とは?

水切り金具が機能していない住宅では、主に次の3つのトラブルが5年以内に高確率で起こるといわれています。

水切り金具の破損・未設置が引き起こす「3大外壁トラブル」とは?1

① 色あせ(チョーキング)

外壁に当たった雨水が泥やホコリを巻き上げながら跳ね返ることで、塗膜表面が徐々に摩耗し、色が薄くなる現象が進行します。

よく見られるのが「基礎から1メートル以内の範囲」での色あせや白化現象(チョーキング)。
これは塗膜の顔料が分離し、粉状になって表面に出てきたサインです。

主な修繕費:再塗装 60〜100万円(全面)
※早期であれば部分補修で済むケースもあります。

水切り金具の破損・未設置が引き起こす「3大外壁トラブル」とは?2

② ひび割れ(ヘアークラック・構造クラック)

泥水や雨水が繰り返し当たることで、外壁材が吸水→乾燥→収縮を繰り返し、細かなひび割れが発生します。これが「ヘアークラック」と呼ばれる初期症状。

さらに進行すると、外壁材が内部から膨張・剥離し、構造クラックや亀裂に発展。そこから雨水が侵入して内部腐食→雨漏りに至るケースも。

主な修繕費:部分補修+シーリング 約20〜40万円/全面張替え 約150万円以上
※火災保険対象になるケースあり(後述)


③ 剥がれ・膨れ(サイディング・モルタル)

長期間にわたり雨水が外壁の下部に集中して当たり続けると、塗膜やサイディング材そのものが“剥がれて浮いてくる”現象が発生します。

特にモルタル壁や木造サイディングに多く、外壁材の寿命が一気に短くなる非常に危険な状態です。

剥がれ部分から雨水が浸入すると、壁内の断熱材・木材が腐食し、シロアリやカビ被害にもつながるため、早期対処が不可欠です。

主な修繕費:外壁張替え+下地補修 約120〜200万円

■ 「水切り金具があるかどうか」今すぐ確認すべき3つのチェックポイント

「水切り金具があるかどうか」今すぐ確認すべき3つのチェックポイント

ご自宅がこれらの劣化リスクを抱えていないか、次の3点を目安にセルフチェックしてみてください。

  1. 基礎と外壁の境目に、L字型の金属部材が設置されているか?
  2. その金具が錆びていたり、外れていたり、変形していないか?
  3. 外壁の下部(基礎付近)に、変色・粉ふき・ひび割れなどが出ていないか?

どれか1つでも該当したら、外壁の耐久性が落ちている可能性があります。

■丸山建設の「無料点検」で外壁の劣化を事前にチェック!

丸山建設の「無料点検」で外壁の劣化を事前にチェック!

「自分で確認してもよく分からない…」
「見た感じ問題なさそうだけど、少し心配…」

そんな方のために、丸山建設では無料点検サービスを実施しています。


✅ 無料点検の内容

  • 水切り金具の有無・破損状態のチェック
  • 外壁の下部(跳ね返りの影響を受けやすい箇所)の劣化診断
  • チョーキングやひび割れの進行状況の確認
  • 必要に応じた修繕提案とアドバイス

点検は1時間ほどで終了し、報告書は写真付きでわかりやすくご説明いたします。
無理な営業や強引な工事の提案などは一切ありませんので、安心してご利用ください。

■ 修繕費用が実質0円になることも!火災保険申請サポート

外壁のひび割れや剥がれなどが、台風や突風・豪雨などによる破損が原因であれば、火災保険の「風災」「水災」補償が適用されるケースもあります。


✅ 丸山建設の保険サポート内容

  • 破損箇所の写真撮影・記録
  • 損傷の原因を特定する報告書の作成
  • 保険会社への提出書類のサポート
  • 保険が通った後の修繕見積の作成と施工

実際に「0円」で補修ができた事例も多数あります。
「これって保険対象になるの?」というご相談だけでも、ぜひお気軽にお問い合わせください。

■ まとめ:水切り金具の小さな破損が、大きな外壁被害につながる

水切り金具は、建物の見た目ではなかなか意識されない存在ですが、実は外壁の耐久性と美観を長く保つうえで非常に重要な部材です。

破損や未設置の状態が続くと、わずか5年で外壁全体の塗膜や構造に深刻なダメージが及び、結果として数十万円〜百万円超の修繕費が必要になることも。


✅ 今すぐできる行動チェックリスト

  • □ 自宅の外壁下部を目視で確認してみる
  • □ 気になる劣化があるなら、無料点検を申し込む
  • □ 火災保険が使えそうかどうか、相談してみる

丸山建設では、こうした外壁の見えにくい劣化リスクにも対応した診断・施工・保険申請サポートをワンストップでご提供しております。
まずはお気軽に、無料点検のお申し込みやご相談からご連絡ください。
あなたの大切な住まいを、見えないリスクからしっかりとお守りします!

ハレイロ
丸山建設(株)編集部
この記事は、丸山建設(株)の編集部で作成されました。
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