屋根のカバー工法って何のこと?
屋根のカバー工法ってなんとなく目にしたこと、聞いたことある人もいるんじゃないでしょうか?
専門用語って、建設業だけに限らず分かりにくいものですよね。
今日は、そんな専門用語の多いリフォーム業界の「屋根のカバー工法」について、
実際の施工事例と共に、解説していければと考えております。
屋根カバー工法の工事前の全景写真(何もしてない状態)

屋根の上って、想像以上に汚れてます。
屋根の上に日頃から上ってますという人は少ないんじゃないでしょうか?(笑)多くの方たちは、自分の家の屋根でさえ、あまり見たこと無いよとおっしゃっていただきます。
建ててから1度も点検したことも無いし、そもそも我が家の屋根材って何が使われてるの?って疑問に思われている方も少なくありません。
普段目にしないところだからこそ、10年20年というスパンで、定期的な点検や調査をしといた方が、雨漏りなど屋根の上のトラブルが発生する前に、対処出来たりするのでオススメです。
屋根カバー工法の工事後の全景写真(何かした後の状態)

屋根のカバー工法って、上から新しい板金を被せてるんです。
古くなった屋根を全部撤去してから、新しい屋根をくっつけるって、かなり大規模な作業になりますよね。大規模な作業になるってことは、工事の費用もそれなりに高くなるってことなんです。
そんな時に一番良い工事が、屋根のカバー工法工事になります。古くなった屋根はそのまま残しておいて、その上から防水シート(雨漏りしないように全面に貼る粘着性のあるシート)をしっかりと隅々まで貼ってから、新しい屋根を上から被せる施工方法になります。
新しい屋根材を上から被せることで、古くなった屋根材をとる必要がありませんよね?つまりは、工事の費用を抑えることが出来る。
屋根のカバー工法ってメリットの多い画期的な工事の手段なんです。
お問い合わせのきっかけと、工事の際に注意するポイント
①お問い合わせのきっかけ
ご訪問の他社さまから、屋根の板金がパカパカしていると教えていただいたそうです。
色々話を聞いたうえで、飛び込みの営業の方って怖いな~という気持ちがあったそうで、その会社さまはお断りさせていただいて、ホームページを見て、安心できそうということで、屋根には上らないで調査・点検のできる高所カメラでの現場調査のご依頼をいただきました。
信用していない訳ではないけど、突然来た知らない業者さんに屋根の上に上ってもらうのって、少し不安があるのも事実ですよね、、。
②建物の現状
実際に高所カメラで見てみると、棟板金といわれる屋根の一番頂点となる部分に、若干の浮きが見受けられました。
おそらくご訪問の業者さまも、その部分をご指摘してくれたんじゃないかな~と思ったりもします。
棟板金は、建物の中で一番高い位置にありますので、強風の影響を強く受けやすく、浮きや剥がれが最も多い箇所になります。
また、お家の棟と呼ばれる場所の不具合を放置しておくと、雨漏りの原因につながったり、その部分から屋根材が飛んでしまう危険性があるので、かなり重要な部分になります。
③工事のポイント
築年数は約15年とのことで、実際に足場をかけて見てみると、棟板金の浮きの他にも屋根材のひび割れや、クラックが多く見受けられました。
悪くなった屋根材の部分的に張り替え工事を行うことも可能ですが、その建物全体の屋根は同じ年数、同じ強風や雨にさらされている状態になります。
なので、既存の屋根材(コロニアルスレート材)の上から新しい板金の屋根材(ガルテクト:ガルバリウム鋼板)を施工するのが最も適していますし、工事の費用も抑えられるので、やっぱりカバー工法が一番オススメです。
※冒頭でご説明した、屋根のカバー工法工事のことです。
④お客様の声
ご訪問の業者さまに指摘されてから、雨漏りしたらどうしようと、毎日不安な思いをされていたようです。(結構な勢いで煽られたそうですよ。。)
ホームページを見て、問い合わせして良かったって言ってもらえました。
職人さんも、営業さんも皆んな明るくて、また何かあったらお願いしたいと、ご好評をいただきました。
⑤最後に
全ての訪問営業の方が悪いということありません。ただ、ある一定数の方たちには、屋根を壊したり、無理に契約を迫ったりする業者さまもいるということも耳にします。
とは言え、屋根になにかがあったら直さなければなりません。そんな時、どこにお願いしたら良いか、意外とわからなかったりするものです。
そんな時は、インターネットで検索をして、会社のホームページを見てみて、しっかりしてそうな、安心してお願いできそうな会社を自分で選ぶことが重要となります。
工事のビフォーアフターの写真を並べて見たいよーって方へ


