この度、2020年6月より進めておりました『カンボジア井戸建設プロジェクト』が完成いたしましたのでご報告いたします。

建設場所はプレイベン州という首都プノンペンより東部にある平坦な田舎街でプノンペンより約3時間ほどの距離に位置します。
（ Kroch村、Cheang Dek区、Kampong Trobaek郡、Prey Veng州。 ）

州人口の80%は農業関係者と高い割合であるため、現金収入を求めて都市部に出稼ぎに出る者も多い地域で、教育や医療も満足に受けることができない方が多い状況があります。

新型コロナウィルスの影響での都市のロックダウン、州単位の移動制限は解除され、少しずつ日常生活は取り戻しつつありますが、一時減った感染者が再び増え、さらに地方の工場で集団での陽性者が見つかるなど日々様々な情報が入る中で、特に都心部から各地方の村への入村を断られる等、村の方が外部からの人の移動を懸念しておられる状況が続いています。

今後も各諸外国へのライフラインの提供をしていければと考えております。

なお、建設した井戸は現地の方に少しでも長く利用いただけるように、今後も定期的にメンテナンスを施していきます。