
豪雨や台風が通り過ぎた後、「なんとなく床が湿っぽい」「外周に水たまりができている」と感じたら要注意です。土台・基礎は目に見えにくい場所にあるため、被害が進行してから発覚することが多く、放置すると修繕費が大きく膨らむだけでなく、住まいの安全性や資産価値、健康にも悪影響を及ぼします。ここではさいたま市で実際に見つかった基礎クラックの代表的な5事例を紹介し、それぞれの診断・応急処置・本格対策、さらになぜ修繕が必要か/修繕するメリット/丸山建設による無料点検・保険申請サポートまで詳しく解説します。
なぜ“基礎の濡れ・クラック”を放置してはいけないのか
- 構造被害に直結する
基礎に水が回るとコンクリートの中性化や鉄筋の腐食を早め、耐力低下を招きます。初期は小さなひび割れでも、繰り返す湿潤で拡大し、最終的には基礎補強や地盤改良が必要になることがあります。 - 室内被害と健康リスク
床下の湿気は断熱材や床材を傷め、カビやダニの発生を促します。アレルギーや呼吸器系のリスクも高まります。 - シロアリ被害の誘因
湿った木材や床下の高湿度は、シロアリの棲家になりやすく、木造部分の食害を招きます。 - 費用の増大
早期補修で済んだはずの工事が、下地や構造補強まで拡大すると、数十万〜数百万円規模の出費に繋がることがあります(被害規模により大きく変動します)
さいたま市で見つかった基礎クラック3事例

事例1:ヘアライン(細い)クラック+床下の湿気
- 状況:豪雨の翌日、基礎立ち上がりに幅0.5mm程度の細いひびと、床下に湿ったにおいあり。
- 診断:外周の排水不良で雨水が基礎際に滞留し、毛細管現象で水分が浸透。コンクリート表面のクラックから水分が侵入。
- 応急処置:基礎周りの排水確保(落ち葉除去・側溝清掃)、床下換気の促進、写真・寸法記録。
- 本対策:表面シーリング+短期的にエポキシ樹脂注入で止水し、周囲の勾配を改善。費用目安:3万〜12万円程度(規模により変動)。
- 保険:経年劣化は対象外になりがちだが、短期間での著しい浸水が原因なら保険で対応できるケースあり。書類準備が重要。

事例2:コンクリート表面の白華(えふ)+縦割れクラック
- 状況:基礎表面に白い粉(白華現象)と縦方向の横長クラック発見。床下に湿り気あり。
- 診断:けい酸分の溶出による白華は慢性的な湿潤を示すサイン。内部の鉄筋腐食が始まっている可能性あり。
- 応急処置:写真とサンプル採取、早期の専門診断。
- 本対策:腐食した鉄筋の調査・補修、断面欠損がある場合は部分補修と防錆処理。費用目安:10万〜50万円。

事例3:コーナー裂け+付近に樋の詰まり
- 状況:基礎のコーナー部にクラック、すぐ上の雨樋が詰まっており雨が流れ落ちていた。近隣に草地の水はけ悪化あり。
- 診断:局所で雨水が集中して基礎を濡らし、凍結や膨張による剥離を起こすリスク。
- 応急処置:雨樋の掃除、雨がかからないように応急の排水措置。
- 本対策:基礎のコーナー補修+雨水排水改善(延長ドレイン、グレーチング)。費用目安:5万〜30万円。
豪雨後に自宅でまずやるべき“即時チェック”リスト

- 外周の水たまり・排水の確認(側溝・ドレンが詰まっていないか)
- 基礎の外観チェック(ひび割れ、白華、剥離)を写真で記録(広角+近接+定尺写真)
- 屋内の床の傾き・建具の開閉・天井のシミを確認
- 床下点検口がある場合は短時間で湿度やにおい(カビ臭)を確認(無理はしない)
- 写真は広角(建物全体)→クラックの全体像→クラックに定規・メジャーを置いた接写の順で撮る
※高所作業や床下潜りは危険です。無理せず専門業者に連絡してください。
修繕の優先順位と費用目安
- 止水・排水改善(緊急度高):まず水を止める。雨樋清掃や排水勾配を直す。費用:数千円〜数万円。
- 簡易補修(クラック注入・シーリング):目に見えるクラックを封じる。費用:数万〜十数万円。
- 部分補強(鉄筋処理・断面修復):内部腐食がある場合。費用:十万〜百万円台。
- 地盤改良・基礎再支持(緊急度最高):不同沈下や大規模亀裂の場合。費用:数十万〜数百万円(〜それ以上)。
(注)金額は現地調査で変動します。まずは診断を。
火災保険・住宅保険のポイントと書類準備

- 保険でカバーされるケース:一般に「突発的・外的な事故」(台風での飛来物、局地的な豪雨での浸水など)は請求対象になり得ます。一方、経年劣化やメンテ不足は対象外になりやすいので注意。
- 重要な証拠:被害発生日の写真(広角・接写)、天候データ(台風・豪雨の記録)、専門業者の診断書と見積書、近隣被害状況。
- 丸山建設のサポート:当社では無料点検で写真・診断書を作成し、保険申請に必要な書類準備や保険会社とのやり取りをサポートします。初めての申請でも手続きの流れを一緒に進められます。
施工例と工期の目安
- クラック注入・シーリング:半日〜1日
- 基礎表面補修+防水:1〜3日
- 部分的な基礎張替え・断面修復:数日〜2週間
- 地盤改良・基礎補強:数週間〜数か月(規模による)

- 早期修繕で費用を抑えられる(小さな補修で済む)
- 住まいの安全性・資産価値を維持できる
- カビ・シロアリ等の二次被害を防げるため健康被害を減らせる
- 保険適用の可能性を最大化できる(証拠を残すことが前提)
大切なお住まいを長く安全に使うためには、早期発見と適切な補修が何より重要です。
丸山建設では、基礎や土台を含めた住まい全体の無料点検を実施しており、目視では見つけにくいクラックや床下の湿気まで丁寧に確認します。
さらに、点検の結果「台風や豪雨による被害」と判断される場合は、火災保険の申請サポートも可能です。申請に必要な写真撮影や書類作成も丸山建設のスタッフが代行するため、初めての方でも安心です。
基礎や土台の不具合は放置すると家全体の寿命に関わる重大トラブルにつながり、数十万円単位の大規模修繕が必要になるケースも珍しくありません。「まだ大丈夫」と思っていても、実は水分が侵入してクラックが広がっている…ということもあります。
豪雨や台風のあとに少しでも不安を感じたら、まずはプロの目で点検することが最もコストを抑える近道です。
無料点検は丸山建設まで。地域密着で迅速に対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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