
「最近、外壁の下に水たまりができてる…」
「雨の日になると、軒先からポタポタ音が…」
こんな現象に心当たりはありませんか?
それ、もしかすると雨樋(あまどい)の不具合が原因かもしれません。
実は、雨樋の破損やつまりは家の寿命や雨漏りリスクに直結する重要な問題でありながら、「目につきにくい」「つい後回しにしがち」という理由で、多くのご家庭が見逃してしまいがちです。
この記事では、住宅の外装診断を数多く手がけてきた丸山建設の専門家の視点から、雨樋の不具合に気づくための3大チェックタイミングと、見逃しやすい劣化サイン・修繕費用・保険活用法までをわかりやすく解説します。
■ 雨樋とは?家を守る“縁の下の力持ち”
雨樋は、屋根に降った雨水をスムーズに排水し、外壁・基礎・周囲の土地を雨水から守る役割を果たしています。
主な構造は次のとおりです:
- 軒樋(のきどい):屋根の軒先に沿って設置される、雨水を集める部分
- 竪樋(たてどい):軒樋で集めた水を下へ流すパイプ
- 集水器:軒樋と竪樋をつなぎ、水を集めて流す部材
この仕組みがあることで、雨水は計画的に排水され、家の外壁や地盤が侵食されるのを防いでいるのです。
しかし、雨樋が破損・詰まり・変形などで正常に機能しないと、家はさまざまなリスクにさらされることになります。
■ 雨樋の不具合が引き起こす“5つの実害”

以下は、雨樋の不具合によって実際に発生する代表的な被害です:
- 外壁の劣化(汚れ・剥がれ・ひび割れ)
- 基礎部分への雨水侵入・コンクリ劣化
- 軒先やベランダからの雨漏り
- 庭や地盤の崩れ・植物の根腐れ
- カビ・苔の発生、シロアリ被害の誘発
特に劣化した外壁や雨漏りの修繕には数十万円〜百万円規模の費用が発生することもあり、放置すれば家全体の資産価値が大きく下がってしまう恐れもあります。
だからこそ、雨樋の点検は「壊れてから」ではなく「壊れる前」に行うべきなのです。
■ プロが推奨する!雨樋の点検タイミング【3大チェック時期】

では、雨樋の点検はいつ行えばよいのでしょうか?
以下の「3つのタイミング」は、住宅診断の専門家が必ずチェックすべきと推奨する最重要ポイントです。
① 築10年以上経過したとき
雨樋の耐用年数は一般的に15〜20年程度ですが、実際には紫外線や風雨の影響で、10年を超えると徐々に劣化が進行します。
- 接合部のズレ・隙間
- 軒樋の歪みやたわみ
- 金具の錆や緩み
- パイプの割れや変色
こうした症状が現れる前に、築10年目で一度専門点検を受けるのが理想的です。
② 台風・暴風・大雨の直後
強風や豪雨は、雨樋に大きな負荷をかけます。
特に近年は“線状降水帯”や“ゲリラ豪雨”が増えており、30分の集中豪雨でも雨樋が脱落・詰まりを起こすケースが急増しています。
- 雨の日に軒先から水があふれている
- 樋がグラグラしている
- 軒下に水たまりができる
このような現象があれば、風災・水災による破損が起きている可能性大です。
火災保険で修理できる場合もあるので、台風直後の点検は必須です。
③ 秋〜冬の落ち葉が多い時期
秋は、雨樋に落ち葉や枯れ枝がたまりやすいシーズンです。
とくに周囲に木がある住宅では、気づかぬうちに軒樋が完全につまってしまい、雨水があふれて外壁や屋根を直撃する事態になっていることも。
- 屋根に落ち葉が見える
- 雨樋の中に鳥の巣やゴミが溜まっていた
- 1階の雨音が異常にうるさくなった
これらは落ち葉詰まりのサイン。年1回以上は清掃+点検を行うことが推奨されます。
■ 見逃しがちな雨樋の劣化サイン6選

「一応、水は流れてるから大丈夫」
…そう思っていても、見えない部分で劣化が進行しているかもしれません。
以下のような“見逃しがちなサイン”がある場合は、すでに点検・修理の必要があります。
⬜ 軒樋に“わずかな傾き”がある
→ 水がうまく流れず、片側にたまる原因に
⬜ 雨の日、軒樋から水がポタポタ垂れている
→ 詰まり、継ぎ目のゆるみ、破損の可能性あり
⬜ 軒下の外壁に“縦筋状の汚れ”がある
→ 雨水のあふれが繰り返されている証拠
⬜ 金具のネジがゆるんでいる or サビている
→ 強風で雨樋が落下するリスク
⬜ 雨水が地面に直接落ちて音がうるさい
→ 配管脱落・破損の可能性
⬜ 集水器にゴミ・泥がたまっている
→ 高確率で水の逆流・あふれが起きている状態
■ 雨樋修理にかかる費用相場は?
雨樋修理・交換の費用は、症状や範囲により大きく異なります。
以下は一般的な費用相場です:
| 修理内容 | 費用目安(税込) |
|---|---|
| 部分補修(1〜2m) | 15,000〜30,000円 |
| 清掃+簡易補修 | 10,000〜25,000円 |
| 全交換(2階建て全体) | 150,000〜300,000円 |
| 落下した雨樋の再設置 | 30,000〜80,000円 |
■ 火災保険が使えるケースとは?丸山建設が申請をサポート

雨樋の破損原因が「自然災害(風災・雪災・水災)」に該当する場合、火災保険で修理費用を全額カバーできることもあります。
実際に丸山建設では、次のようなケースで自己負担0円で修繕した事例が多数あります:
- 台風で竪樋が外れた
- 豪雨で集水器が破損した
- 雪の重みで軒樋がたわんだ
🔧 丸山建設の保険申請サポート内容
- 現地調査・写真撮影
- 被害状況の報告書作成
- 保険会社提出用の見積書作成
- 修理工事までのワンストップ対応
「保険が使えるか分からない…」という段階でもお気軽にご相談ください。
■ 丸山建設の無料点検サービスとは?
「点検したいけど、高い費用を請求されそう…」
そんな不安をお持ちの方でも安心。丸山建設では、完全無料の外装点検サービスを提供しています。
✅ 無料点検でわかること
- 雨樋のゆがみ・破損・つまり
- 外壁の汚れ・クラック・剥がれ
- 屋根や軒天の状態
- 雨漏りリスクの有無
所要時間は約30〜60分。
点検結果は写真付きレポートで丁寧にご報告します。
営業目的ではなく、あくまで「今の家の状態を知る」ためのサポートですので、お気軽にご利用ください。
■ まとめ|雨樋点検は“年1回の習慣”が理想!放置せずに早めの対処を
雨樋は「壊れていなくても定期的に点検・掃除するべきパーツ」です。
その理由は、以下の通りです:
- 雨水の制御が住宅の健康を左右する
- 劣化や詰まりは放置すると深刻化しやすい
- 修繕コストを抑えるには早期対応がカギ
✅ 点検タイミング3つ、忘れずに!
- 築10年を迎えたら要チェック!
- 台風や暴風雨の後に必ず確認!
- 秋の落ち葉が溜まる季節は要清掃!
ご自宅の雨樋、今どんな状態ですか?
気になった方は、丸山建設の無料点検&保険申請サポートを、ぜひ一度お試しください。
見えない場所にこそ、大切な“住まいのリスク”が潜んでいます。
