さいたま市で戸建て住宅の屋根カバー工法工事を行いました。
施工前に屋根表面の苔や屋根材の剥がれを確認し、防水シートを設置したうえで新しい屋根材を施工しています。
既存屋根を活かしながら、防水性と外観を整えた施工事例です。
苔や屋根材の剥がれは塗装ではなくカバー工法を検討すべきサインです

2026年2月、埼玉県さいたま市にて戸建て住宅の屋根のカバー工法工事を行いました。
今回のお問い合わせは、「屋根に苔が広がっている」「一部の屋根材が剥がれているように見える」「塗装で済むのか、屋根材を重ねた方がよいのか判断したい」といったご相談でした。屋根の苔は、表面の防水性が落ちて水分を含みやすくなっているサインであることが多く、さらに屋根材の剥がれがある場合は、塗装だけでは十分な保護にならない可能性があります。
特にさいたま市・川口市・上尾市・蕨市・戸田市・越谷市周辺でも、築年数が経過したスレート屋根を中心に、苔、色褪せ、屋根材の剥がれ、表面劣化に関するご相談があります。屋根材の表面が傷んでいる状態で無理に塗装しても、塗膜が密着しにくかったり、剥がれた部分から劣化が再発したりすることがあります。
屋根のカバー工法は、既存屋根の上に防水シートを設置し、その上から新しい屋根材を施工する工法です。既存屋根をすべて撤去する葺き替え工事と比べて、撤去費用や廃材量を抑えやすく、工期も短くしやすい点が特徴です。ただし、下地の腐食や雨漏りが大きく進行している場合は、カバー工法ではなく葺き替えが必要になることもあります。
今回は、施工前の苔と屋根材剥がれの確認、防水シートの設置、新しい屋根材の施工までの流れを、現場写真に合わせてご紹介します。
施工前の苔確認で屋根表面の防水性低下を確認しました

最初に、施工前の屋根表面に発生していた苔を確認しました。苔は、日当たりが弱い面や湿気が残りやすい面に出やすい症状です。屋根の北側、隣家や樹木の影になる部分、雨水が乾きにくい箇所では、苔や藻が広がることがあります。
苔が発生している屋根は、表面の塗膜が劣化し、防水性が低下している可能性があります。塗膜が健全な状態であれば雨水を弾きやすいですが、劣化が進むと屋根材が水分を含みやすくなり、苔が定着しやすくなります。特にスレート屋根では、吸水と乾燥を繰り返すことで、反りや割れ、表面の剥がれにつながることがあります。
施工前の苔確認では、以下の点を確認しました。
・苔が一部だけか、屋根全体に広がっているか
・北側や日陰部分に集中しているか
・屋根材の表面がざらついていないか
・苔の下にひび割れや欠けが隠れていないか
・塗装で対応できる状態か、カバー工法が適しているか
さいたま市周辺では、住宅が密集している場所も多く、屋根の一部が日陰になりやすい建物があります。日当たりや風通しが悪い面では湿気が残り、苔が発生しやすくなります。苔を高圧洗浄で落とせば一時的にきれいになりますが、屋根材自体が傷んでいる場合は、再び苔が発生しやすくなります。
苔がある屋根で注意したい症状には、次のようなものがあります。
・屋根全体が黒ずんで見える
・緑色の苔が広範囲に出ている
・雨のあと乾きにくい面がある
・屋根材の端が反っている
・表面が剥がれている
・塗装しても長持ちしにくい状態に見える
今回の現場では、苔だけでなく屋根材の剥がれも見られたため、単純な屋根塗装ではなく、既存屋根の上から防水シートと新しい屋根材を施工するカバー工法を選択しました。
施工前の屋根材剥がれ確認で塗装では補いきれない劣化を確認しました

施工前写真の2枚目では、屋根材の剥がれを確認しました。屋根材の剥がれは、表面の塗膜劣化よりも一歩進んだ症状です。屋根材の表面が層状に傷んでいたり、端部が剥がれていたりする場合、塗装だけでは十分な補修にならないことがあります。
屋根塗装は、屋根材の表面を塗膜で保護する工事です。しかし、屋根材自体が剥がれている、もろくなっている、ひび割れが広がっている場合は、塗料を塗っても下地側の劣化を止めきれない可能性があります。そのため、現地調査では「塗装できる屋根か」「カバー工法が必要な屋根か」を見極めることが大切です。
屋根材剥がれの確認では、以下の点を見ました。
・剥がれが一部か広範囲か
・屋根材の表面だけか、厚み方向まで傷んでいるか
・ひび割れや欠けが併発していないか
・雨水が入り込みやすい状態か
・下地まで影響している可能性がないか
屋根材が剥がれている状態を放置すると、雨水を含みやすくなり、さらに劣化が進むことがあります。また、強風時に欠けた部分が広がったり、屋根材の端部が浮いたりする可能性もあります。雨漏りがまだ出ていない段階でも、早めに対策を検討することが重要です。
屋根材の剥がれを放置した場合に起こりやすい不具合には、以下のようなものがあります。
・屋根材が水分を吸いやすくなる
・表面の剥離が広がる
・ひび割れや欠けが増える
・雨漏りの初期サインを見落としやすくなる
・塗装では対応できない範囲が広がる
今回の現場では、苔と屋根材の剥がれが確認できたため、既存屋根を塗装で仕上げるよりも、防水シートと新しい屋根材で屋根面を保護するカバー工法が適していると判断しました。施工前写真を2枚に分けて記録することで、苔と屋根材剥がれという異なる劣化症状を分かりやすく確認できます。
防水シートの設置で既存屋根の上に新しい防水層を作りました

施工前の状態を確認した後は、既存屋根の上に防水シートを設置しました。屋根カバー工法では、この防水シートの施工が非常に重要です。新しい屋根材は雨水を受け流す役割を持ちますが、万が一屋根材の下に雨水が回り込んだ場合に備えて、防水シートが建物内部への雨水侵入を防ぐ役割を果たします。
防水シートは、完成後には新しい屋根材で隠れて見えなくなる部分です。しかし、屋根の防水性を考えるうえでは欠かせない工程です。見た目の仕上がりだけでなく、見えない防水層を丁寧に施工することが、カバー工法の安心感につながります。
防水シートの設置では、以下の点を確認しました。
・既存屋根の状態を確認してから施工する
・シートの重ね幅を確保する
・雨水の流れに逆らわない向きで施工する
・端部や棟まわりの納まりを確認する
・新しい屋根材を施工しやすい状態に整える
カバー工法では、既存屋根を残したまま施工するため、施工前の点検が重要です。既存屋根の下地が大きく傷んでいる場合や、雨漏りが進行している場合は、カバー工法では対応できないことがあります。今回の現場では、既存屋根の状態を確認したうえで、防水シートを設置し、新しい屋根材を重ねる流れで施工しました。
防水シート施工で不備があると、次のような問題につながることがあります。
・屋根材の下に入った雨水を止められない
・端部や重ね部分から水が回り込む
・雨漏りの原因箇所が分かりにくくなる
・新しい屋根材を施工しても防水性に不安が残る
・将来的な補修範囲が広がる
今回の防水シート設置により、既存屋根の上に新しい防水層を作りました。次の工程では、この防水シートの上から新しい屋根材を施工し、屋根全体を保護していきます。
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屋根材の施工開始で新しい屋根面を作り始めました

防水シートの設置後は、新しい屋根材の施工を開始しました。カバー工法では、既存屋根の上に防水シートを敷き、その上から新しい屋根材を重ねて仕上げます。既存屋根をすべて撤去しないため、工期や廃材量を抑えながら屋根全体を新しく保護できる点が特徴です。
屋根材の施工開始時には、屋根材の位置、重なり、固定状態を確認しながら進めることが重要です。屋根材の納まりが不十分だと、雨水が流れにくくなったり、強風時に浮きが出たりする可能性があります。
屋根材の施工開始で確認した点は、以下の通りです。
・防水シートの上に正しく施工できているか
・屋根材の重なり方向に問題がないか
・雨水が流れやすい向きに納まっているか
・端部の位置がずれていないか
・固定状態に不安がないか
屋根材の施工は、見た目の美しさだけでなく、防水性や耐風性にも関わります。特にさいたま市周辺では、台風や突風、大雨の影響を受けることがあるため、屋根材の固定と納まりを丁寧に確認することが大切です。
カバー工法が向いているケースには、次のようなものがあります。
・屋根表面に苔や色褪せが広がっている
・屋根材の剥がれがあり塗装では不安がある
・既存屋根の撤去費用を抑えたい
・雨漏り前に屋根全体を保護したい
・屋根の見た目と防水性を同時に改善したい
今回の現場では、施工前に苔と屋根材剥がれが確認されていたため、新しい屋根材を重ねることで、屋根面全体を保護する方針で進めました。
屋根材の施工中に重なりと固定状態を確認しました

屋根材施工の2枚目では、施工中の重なりや固定状態を確認しました。屋根材は一枚ずつ正しい位置に納めていく必要があり、施工途中での確認が仕上がりの品質に大きく関わります。
屋根材の重なりが不十分だったり、端部の納まりがずれていたりすると、雨水が入り込みやすくなることがあります。また、固定が不十分な場合は、強風時に浮きやバタつきが出る可能性もあります。
施工中に確認した項目は以下の通りです。
・屋根材の重なり幅が適切か
・固定位置にずれがないか
・雨水が流れる方向に納まっているか
・屋根面に浮きがないか
・施工済み部分に傷や歪みがないか
カバー工法では、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根面が二重になります。その分、既存屋根の撤去を抑えられるメリットがありますが、新しい屋根材の納まりが不十分だと、期待した防水性を発揮しにくくなります。
屋根材施工中に注意したい点には、以下のようなものがあります。
・屋根材を無理に曲げたり浮かせたりしない
・防水シートを傷つけない
・役物や棟まわりとの取り合いを確認する
・施工途中でも雨水の流れを意識する
・固定箇所を確実に確認する
今回の施工では、屋根材の重なりと固定状態を確認しながら、順番に屋根面を仕上げていきました。施工中写真を残すことで、完成後には見えにくい作業の流れも分かりやすくなります。
屋根被害は火災保険が使える可能性があります

屋根材の剥がれ、割れ、浮き、ズレ、棟板金の破損、飛来物による損傷は、経年劣化だけでなく、台風、強風、雹、雪などの自然災害がきっかけで発生することがあります。そのため、被害原因や保険契約の内容によっては、屋根被害は火災保険が使える可能性があります。
火災保険という名称から、火事の被害だけが対象だと思われる方もいます。しかし、契約内容によっては、風災、雪災、雹災などによる建物被害が補償対象に含まれている場合があります。屋根の場合、台風後に屋根材が浮いた、強風で一部が剥がれた、雹で屋根材が傷んだ、飛来物で屋根の一部が破損したといったケースでは、申請を検討できることがあります。
ただし、すべての屋根カバー工法工事に火災保険が使えるわけではありません。今回のような苔、長年の色褪せ、通常の表面劣化、経年による屋根材の傷みは、火災保険の対象外と判断される可能性があります。一方で、台風や雹などの自然災害による明確な損傷が確認できる場合は、保険申請を検討できる場合があります。
火災保険の可能性を確認する流れは、次の通りです。
- 屋根の損傷状況を写真で記録する
- 台風や強風など、被害のきっかけを整理する
- 保険証券で風災・雪災・雹災の補償を確認する
- 修繕が必要な範囲の見積りを作成する
- 保険会社へ申請し、判断を待つ
大切なのは、事実に基づいて状況を整理することです。「必ず保険金で直せます」「自己負担なしで工事できます」と断定する業者には注意が必要です。保険金の支払いを判断するのは保険会社であり、工事業者が支払いを保証することはできません。
屋根被害で火災保険の可能性を確認したい場合は、以下の情報を整理しておくとスムーズです。
・不具合に気づいた時期
・直前に台風、強風、雪、雹などがあったか
・屋根材の剥がれや浮きが地上から見えるか
・棟板金や役物まわりに損傷があるか
・雨漏りや天井シミが出ているか
・保険証券に風災、雪災、雹災の補償が含まれているか
丸山建設株式会社では、火災保険申請サポートにも対応しています。屋根カバー工法工事や屋根修理の現地調査では、被害箇所の写真、屋根全体の状態、修繕が必要な理由を整理します。保険を使える可能性がある場合でも、無理な申請をすすめるのではなく、現場の状態と契約内容に基づいた確認を大切にしています。
このH2には、保険金支払証明書の画像を挿入する前提です。施工写真ではなく、保険申請サポートに関連する証明書画像を見せることで、読者にとって保険申請のイメージが伝わりやすくなります。
屋根材の施工後確認で屋根全体の納まりを整えました

屋根材施工の3枚目では、新しい屋根材の施工後確認を行いました。屋根全体に新しい屋根材が納まり、防水シートとあわせて屋根面を保護できる状態に整えています。
施工後確認では、屋根材の通り、重なり、端部、棟まわり、役物との取り合いを確認しました。屋根材がきれいに並んでいても、端部や取り合い部分に隙間があると雨水が入り込みやすくなるため、細部まで確認することが大切です。
屋根材施工後の確認では、以下の点を見ました。
・屋根材がまっすぐ納まっているか
・重なりや固定状態に不具合がないか
・端部や棟まわりに隙間がないか
・雨水が流れやすい仕上がりか
・外観が自然に整っているか
今回のさいたま市の屋根カバー工法工事では、施工前に苔と屋根材剥がれが見られた屋根に対し、防水シートを設置し、その上から新しい屋根材を施工しました。塗装では補いきれない表面劣化を、カバー工法によって新しい屋根面として保護しています。
屋根カバー工法を検討する際は、次の点を順番に確認すると判断しやすくなります。
- 既存屋根に雨漏りや下地腐食がないか確認する
- 苔や屋根材剥がれの範囲を確認する
- 塗装で対応できる状態かを見極める
- 防水シートの施工内容を確認する
- 新しい屋根材の施工後写真で仕上がりを確認する
さいたま市で屋根の苔、屋根材の剥がれ、色褪せ、カバー工法を検討している方は、早めの現地調査をご検討ください。丸山建設株式会社では、屋根のカバー工法工事のほか、屋根修理、屋根塗装、雨漏り修理、雨樋修理、軒天修理、棟板金修理、外壁塗装、コーキング工事、漆喰工事、基礎ひび割れ補修、火災保険申請サポート、地震保険申請サポートまで対応しています。
川口市、上尾市、蕨市、戸田市、越谷市、春日部市など、さいたま市近隣で屋根まわりの状態が気になる場合もご相談ください。屋根材の剥がれが出ている場合、塗装だけでは十分に保護できないことがあります。カバー工法が適しているのか、補修や葺き替えが必要なのかを、現地の状態に合わせて分かりやすくご提案します。



