さいたま市で屋根カバー工法を行いました。
施工前に屋根の色褪せと黒ずみを確認し、高圧洗浄、棟板金既存撤去、防水シート施工、新規屋根材の取付、新規貫板の取付、棟板金の新規施工まで進めています。
既存屋根を活かしながら防水性と外観を整えた施工事例です。
色褪せや黒ずみが進んだ屋根は塗装ではなくカバー工法が適している場合があります

2026年3月、埼玉県さいたま市にて戸建て住宅の屋根カバー工法を行いました。
今回のお問い合わせは、「屋根全体の色褪せが目立ってきた」「黒ずみが広がっていて、塗装で対応できるのか分からない」「屋根材の劣化が進む前に全体を見直したい」といったご相談でした。屋根の色褪せや黒ずみは、塗膜の防水性が低下し、苔や汚れが定着しやすくなっているサインとして見られることがあります。
特にさいたま市・川口市・上尾市・蕨市・戸田市周辺では、築年数が経過したスレート屋根を中心に、色褪せ、黒ずみ、苔、ひび割れ、棟板金の浮きや錆に関するご相談があります。屋根表面の劣化が軽度であれば塗装で対応できる場合もありますが、屋根材自体の傷みや防水性の低下が進んでいる場合は、既存屋根の上に新しい防水層と屋根材を重ねるカバー工法が選択肢になります。
屋根カバー工法は、既存屋根をすべて撤去する葺き替えとは異なり、現在の屋根を活かしながら新しい屋根面を作る工事です。撤去範囲を抑えやすく、廃材も少なくしやすい一方で、既存屋根の下地状態が悪い場合や雨漏りが進行している場合は、葺き替えが必要になることもあります。
今回は、施工前の色褪せ・黒ずみ確認から、高圧洗浄、棟板金既存撤去、防水シート施工、新規屋根材の取付、新規貫板の取付、棟板金の新規施工、工事完了後の仕上がり確認までの流れを、現場写真に合わせてご紹介します。
施工前の色褪せと黒ずみ確認で屋根表面の劣化状態を見極めました

最初に、施工前の屋根状態を確認しました。今回の現場では、屋根全体に色褪せと黒ずみが見られ、表面の塗膜劣化が進んでいる状態でした。色褪せは紫外線や雨風による塗膜劣化、黒ずみは苔や藻、汚れの定着によって発生することがあります。
屋根の黒ずみは、見た目の問題だけではありません。屋根材表面が水分を含みやすくなっている場合、乾きにくい状態が続き、さらに劣化が進みやすくなることがあります。また、色褪せが進んだ屋根は、塗膜による保護機能が弱まり、屋根材本体への負担が大きくなっている可能性があります。
施工前の確認では、以下の点を見ました。
・色褪せが屋根全体に広がっているか
・黒ずみや苔が定着していないか
・屋根材に割れや欠けがないか
・棟板金に浮きや錆がないか
・カバー工法で対応できる下地状態か
屋根の色褪せや黒ずみを放置すると、次のような不具合につながることがあります。
・屋根材が水分を含みやすくなる
・苔や藻がさらに広がる
・屋根材の割れや欠けに発展する
・防水シートや下地へ負担がかかる
・塗装だけでは対応しにくい状態になる
今回の現場では、施工前の屋根状態を確認した結果、塗装だけで表面を整えるのではなく、既存屋根の上に防水シートと新規屋根材を施工するカバー工法で対応する方針としました。
高圧洗浄で屋根表面の汚れを落とし施工前の下地を整えました

施工前の状態を確認した後は、高圧洗浄を行いました。屋根カバー工法では、既存屋根の上に防水シートや新しい屋根材を施工しますが、その前に屋根表面の汚れや苔、黒ずみを落としておくことが大切です。
屋根表面に汚れや苔が残ったまま工事を進めると、防水シートの納まりや施工中の確認に影響することがあります。高圧洗浄によって表面を整えることで、既存屋根の状態をより正確に確認しやすくなります。
高圧洗浄では、以下の点を確認しました。
・黒ずみや汚れが落ちているか
・苔や藻が残っていないか
・屋根材の割れや欠けが見えやすくなっているか
・施工前に屋根面が整っているか
・次工程へ進める状態か
高圧洗浄が重要な理由には、以下のようなものがあります。
・既存屋根の状態を確認しやすくする
・汚れを残したまま施工するリスクを減らす
・防水シート施工前の屋根面を整える
・作業時の安全性を高めやすい
・黒ずみや苔の原因箇所を把握しやすい
屋根カバー工法は、既存屋根の上から新しい屋根を作る工事です。そのため、既存屋根の状態を整えてから次の工程へ進むことが、施工品質にもつながります。
棟板金既存撤去で屋根頂部の古い部材を取り外しました

高圧洗浄後は、既存の棟板金を撤去しました。棟板金は屋根の頂部に取り付けられている部材で、屋根面同士が合わさる部分を雨水から守る役割があります。屋根カバー工法では、新しい屋根材を施工するために、既存の棟板金を一度取り外す必要があります。
棟板金は、風を受けやすい位置にあるため、年数が経過すると釘浮き、錆、浮き、下地の貫板劣化などが発生することがあります。既存棟板金を撤去することで、下地の状態を確認し、新しい屋根材や新規棟板金の施工へ進める準備が整います。
棟板金既存撤去では、以下の点を確認しました。
・既存棟板金に錆や浮きがないか
・釘やビスの固定状態
・内部の貫板が傷んでいないか
・屋根材との取り合いに不具合がないか
・新しい棟板金を施工できる状態か
棟板金まわりで注意したい症状には、次のようなものがあります。
・棟板金が浮いている
・釘やビスが抜けかかっている
・棟板金に錆がある
・強風後に屋根の上で金属音がする
・屋根頂部に隙間が見える
・台風後に棟まわりがずれて見える
今回の工事では、既存棟板金を撤去したうえで、防水シート施工と新規屋根材の取付へ進みました。棟まわりを先に整えることで、屋根全体の納まりを作りやすくなります。
防水シート施工で既存屋根の上に新しい防水層を作りました

棟板金を撤去した後は、防水シートを施工しました。屋根カバー工法では、新しい屋根材を設置する前に、防水シートを施工することが非常に重要です。防水シートは、屋根材の下で雨水の侵入を防ぐ二次防水の役割を持ちます。
新しい屋根材が雨を受け流し、その下の防水シートが万が一の水の侵入に備えることで、屋根全体の防水性を高めやすくなります。カバー工法は見た目を新しくするだけの工事ではなく、防水層を新しく作る工事でもあります。
防水シート施工では、以下の点を確認しました。
・屋根面全体に適切に施工されているか
・重ね幅が確保されているか
・雨水の流れに逆らわない向きで施工されているか
・破れや浮きがないか
・新規屋根材の取付へ進める状態か
防水シートが重要な理由には、次のようなものがあります。
・屋根材の下に回った水を止めやすい
・強風雨時の雨水侵入を抑えやすい
・既存屋根の上に新しい防水層を作れる
・下地への負担を減らしやすい
・将来的な雨漏りリスクを抑えやすい
今回の現場でも、防水シートを丁寧に施工したうえで、新規屋根材の取付へ進めました。
新規屋根材の取付で屋根全体の保護性と外観を改善しました

防水シート施工後は、新規屋根材を取り付けました。屋根カバー工法では、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねることで、屋根全体の保護性と外観を改善します。施工前に色褪せや黒ずみが見られた屋根も、新しい屋根材によって印象が大きく変わります。
新規屋根材の取付では、屋根材の重なり、固定状態、雨水の流れ、屋根全体の通りを確認しながら施工しました。屋根材は、雨風や紫外線を直接受ける表面材であるため、納まりと固定状態が重要です。
新規屋根材の取付で確認した点は、以下の通りです。
・屋根材がまっすぐ納まっているか
・固定状態に問題がないか
・重なり部分に不自然な隙間がないか
・雨水が流れやすい納まりか
・建物全体の外観と調和しているか
屋根カバー工法によって期待できる効果には、以下のようなものがあります。
・色褪せや黒ずみが目立つ屋根を一新しやすい
・既存屋根を撤去せずに新しい屋根面を作れる
・新しい防水層と屋根材で防水性を高めやすい
・葺き替えより廃材を抑えやすい
・建物全体の外観を改善しやすい
ただし、カバー工法はすべての屋根に適しているわけではありません。下地が大きく傷んでいる場合や、雨漏りが進行している場合は、葺き替えが必要になることもあります。今回の現場では、現地確認のうえ、カバー工法で対応できる状態と判断して施工しました。
新規貫板の取付で棟板金を固定する下地を整えました

新規屋根材の取付後は、新規貫板を取り付けました。貫板は、棟板金を固定するための下地材です。屋根の頂部にある棟板金は風の影響を受けやすいため、貫板の状態が悪いと、棟板金の浮きや飛散につながる可能性があります。
今回の工事では、新しい棟板金を安定して固定できるよう、新規貫板を取り付けました。貫板は完成後に棟板金で隠れる部分ですが、屋根頂部の耐風性や納まりに関わる重要な工程です。
新規貫板の取付では、以下の点を確認しました。
・棟板金を固定しやすい位置に納まっているか
・屋根材との取り合いに問題がないか
・固定力が確保されているか
・棟の通りが整っているか
・棟板金施工へ進める状態か
貫板を新しくすることで期待できることには、次のようなものがあります。
・棟板金の固定力を高めやすい
・強風時の浮きやバタつきを抑えやすい
・屋根頂部の納まりを整えやすい
・古い貫板の腐食リスクを解消しやすい
・新しい屋根材との一体感を作りやすい
棟板金の修繕では、表面の板金だけでなく、下地となる貫板まで確認することが重要です。今回のカバー工法でも、新規貫板を取り付けてから棟板金の新規施工へ進みました。
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棟板金の新規施工で屋根頂部を雨風から守る状態に整えました

新規貫板を取り付けた後は、棟板金の新規施工を行いました。棟板金は、屋根の頂部を覆い、屋根面同士が合わさる部分から雨水が入り込むのを防ぐ重要な部材です。屋根の中でも風を受けやすい位置にあるため、固定状態と納まりが特に大切です。
今回の棟板金施工では、新しい貫板へ棟板金を固定し、継ぎ目や端部の納まりを確認しながら仕上げました。新規屋根材との取り合いも確認し、雨水が入り込みにくい状態に整えています。
棟板金の新規施工で確認した点は、以下の通りです。
・新規貫板にしっかり固定されているか
・棟板金がまっすぐ納まっているか
・継ぎ目や端部に不自然な隙間がないか
・新規屋根材との取り合いが自然か
・強風時に浮きにくい状態か
棟板金を新しくすることで期待できることには、以下のようなものがあります。
・屋根頂部の防水性を整えやすい
・強風時の浮きや飛散を防ぎやすい
・屋根全体の仕上がりが引き締まる
・棟まわりの雨水侵入リスクを抑えやすい
・カバー工法後の屋根全体の納まりが安定しやすい
今回の現場では、既存棟板金を撤去し、新規貫板と新規棟板金で屋根頂部を作り直しました。屋根面だけでなく、棟まわりまで一体的に整えた点が重要です。
屋根被害は火災保険が使える可能性があります

屋根材の割れ、欠け、浮き、棟板金の飛散、強風や台風後の屋根被害は、経年劣化だけでなく自然災害がきっかけで発生することがあります。そのため、被害原因や保険契約の内容によっては、屋根被害は火災保険が使える可能性があります。
火災保険という名称から、火事の被害だけが対象だと思われる方もいます。しかし、契約内容によっては、風災、雪災、雹災などによる建物被害が補償対象に含まれている場合があります。たとえば、台風後に屋根材が割れた、強風で棟板金が浮いた、飛来物が当たって屋根材が破損したといったケースでは、申請を検討できることがあります。
ただし、すべての屋根カバー工法に火災保険が使えるわけではありません。今回のような色褪せ、黒ずみ、苔、通常の塗膜劣化、メンテナンス時期を迎えたことによるカバー工法は、火災保険の対象外と判断される可能性があります。一方で、台風や飛来物などの自然災害による明確な損傷が確認できる場合は、保険申請を検討できることがあります。
火災保険の可能性を確認する流れは、次の通りです。
- 屋根材や棟板金の損傷状況を写真で記録する
- 台風、強風、雹、飛来物など被害のきっかけを整理する
- 保険証券で風災・雪災・雹災の補償を確認する
- 修繕が必要な範囲の見積りを作成する
- 保険会社へ申請し、判断を待つ
大切なのは、事実に基づいて状況を整理することです。「必ず保険金で直せます」「自己負担なしで工事できます」と断定することはできません。保険金の支払いを判断するのは保険会社であり、工事業者が支払いを保証することはできません。
屋根被害で火災保険の可能性を確認したい場合は、以下の情報を整理しておくとスムーズです。
・不具合に気づいた時期
・直前に台風、強風、雹などがあったか
・屋根材の割れや欠けが地上から見えるか
・棟板金の浮きや外れがないか
・雨漏りや天井シミが出ているか
・保険証券に風災、雪災、雹災の補償が含まれているか
丸山建設株式会社では、火災保険申請サポートにも対応しています。屋根カバー工法や屋根修理の現地調査では、被害箇所の写真、屋根全体の状態、修繕が必要な理由を整理します。保険を使える可能性がある場合でも、無理な申請をすすめるのではなく、現場の状態と契約内容に基づいた確認を大切にしています。
このH2には、保険金支払証明書の画像を挿入する前提です。施工写真ではなく、保険申請サポートに関連する証明書画像を見せることで、読者にとって保険申請のイメージが伝わりやすくなります。
工事完了後の仕上がり確認で屋根全体の納まりを確認しました

工事完了後は、屋根全体の仕上がり確認を行いました。施工前に色褪せや黒ずみが見られた屋根は、新規屋根材の施工によって外観が整い、建物全体の印象も引き締まりました。仕上がり確認では、屋根面の通りや屋根材の納まり、棟板金との取り合いを確認しています。
確認した主なポイントは、以下の通りです。
・屋根全体が均一に仕上がっているか
・新規屋根材に浮きやズレがないか
・棟板金との取り合いが自然か
・端部に不自然な隙間がないか
・施工前の劣化した印象が改善されているか
屋根カバー工法は、完成後にお客様が屋根上の細部まで直接確認しにくい工事です。そのため、施工後写真を残すことで、どのように屋根が仕上がったかを分かりやすく確認できます。
細部の最終確認で棟まわりと端部の仕上がりを確認しました

最後に、棟まわりや端部を含めた最終確認を行いました。屋根カバー工法では、屋根面の広い部分だけでなく、棟板金、端部、軒先、取り合い部分の納まりが重要です。細部の仕上がりが不十分だと、強風時の浮きや雨水の回り込みにつながる可能性があります。
最終確認では、以下の点を確認しました。
・棟板金に浮きや歪みがないか
・端部や取り合い部分に隙間がないか
・屋根材の重なりに問題がないか
・雨水が流れやすい納まりになっているか
・施工後の清掃状態に問題がないか
屋根カバー工法後も、定期的な点検は大切です。新しい屋根材を施工しても、台風や強風、飛来物によって棟まわりや端部に不具合が出ることはあります。特に棟板金は風を受けやすい位置にあるため、強風後には確認しておくと安心です。
屋根カバー工法を検討する際は、次の流れで確認すると判断しやすくなります。
- 色褪せや黒ずみの範囲を確認する
- 塗装で対応できるか、カバー工法が必要か見極める
- 既存棟板金を撤去して屋根頂部を整える
- 防水シートと新規屋根材を施工する
- 新規貫板と棟板金まで含めて仕上がりを確認する
さいたま市で屋根の色褪せ、黒ずみ、苔、屋根材の劣化、棟板金の不具合が気になる方は、早めの現地調査をご検討ください。丸山建設株式会社では、屋根カバー工法のほか、屋根修理、屋根塗装、雨漏り修理、雨樋修理、軒天修理、棟板金修理、外壁塗装、コーキング工事、漆喰工事、基礎ひび割れ補修、火災保険申請サポート、地震保険申請サポートまで対応しています。
川口市、上尾市、蕨市、戸田市、越谷市など、さいたま市近隣で屋根まわりの状態が気になる場合もご相談ください。屋根の色褪せや黒ずみは、塗装で対応できる場合と、カバー工法や葺き替えが必要な場合があります。現地の状態に合わせて、無理のない修繕方法をご提案します。



