ポテトチップスの袋が白黒になるというニュースは、食品パッケージだけの話ではありません。
カルビーは、中東情勢の緊迫化に伴う一部原材料の調達不安定化を受け、ポテトチップスやかっぱえびせん、フルグラなど合計14品について、パッケージに使う印刷インクの色数を従来仕様から2色に変更すると発表しました。商品の品質には影響がなく、安定供給を優先するための対応とされています。
この背景にあるのが、原油やナフサを起点とした原材料・インク・樹脂・フィルムなどの調達不安です。
ナフサは、プラスチック、合成繊維、合成ゴム、塗料などの原料につながる石油化学製品のもとになるため、食品包装だけでなく、住宅や建築資材にも関係します。
リフォームで使われる塗料、防水材、シーリング材、断熱材、樹脂部材、床材、内装材、設備部材などにも石油由来・ナフサ由来の素材は多く使われています。
そのため、ポテトチップスの袋が白黒になるニュースは、「身近な商品にまで資材不足や価格高騰の影響が出てきたサイン」と見ることができます。
これから外壁塗装、屋根工事、雨漏り修理、防水工事、断熱リフォーム、内装リフォームを検討している方は、「まだ先でいい」と後回しにするほど、見積価格や工事時期が変わる可能性があります。
この記事では、ポテトチップスの白黒パッケージ化と建築資材の価格高騰・納期遅れの関係、そしてリフォームを検討している方が今すべき備えを、丸山建設株式会社がわかりやすく解説します。
ポテトチップスの袋が白黒に?まず何が起きているのか

ポテトチップスの袋が白黒になるというニュースを見て、驚いた方も多いのではないでしょうか。
普段スーパーやコンビニで見かけるポテトチップスの袋は、赤・青・緑・黄色など、味ごとに分かりやすいカラーで印刷されています。
ところが、カルビーは2026年5月12日、中東情勢の緊迫化による一部原材料の調達不安定化を受け、ポテトチップス、かっぱえびせん、フルグラなど合計14品について、パッケージの印刷インクの色数を従来仕様から2色に変更すると発表しました。2026年5月25日週より、店頭で順次切り替えるとされています。
ここで大切なのは、これは「デザイン変更」ではなく、原材料や包装資材を安定して確保するための対応だという点です。
カルビーの発表でも、商品の品質には影響がないとされています。つまり、中身のポテトチップスが変わるのではなく、商品を安定して届けるために、パッケージの印刷仕様を見直したということです。
一見すると食品業界だけの話に見えますが、実はこのニュースは、建築業界やリフォーム業界にも関係があります。
なぜなら、食品パッケージに使われるインク、フィルム、樹脂などの原材料と、建築資材に使われる塗料、防水材、シーリング材、断熱材、樹脂部材などは、同じように原油・ナフサ・石油化学製品の影響を受けるからです。
なぜポテトチップスの袋が白黒になるのか

ポテトチップスの袋が白黒になる大きな理由は、パッケージに使う印刷インクや包材の調達不安定化です。
カラー印刷には、複数の色のインクや加工資材が必要になります。通常のカラフルなパッケージを維持するには、インク、樹脂、フィルム、溶剤など、さまざまな材料が安定して必要です。
しかし、これらの多くは石油化学製品と関係しています。
その中心にあるのが、ナフサです。
ナフサとは、石油製品の一つで、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの石油化学基礎製品を作る原料です。そこからプラスチック、合成繊維、合成ゴム、合成洗剤、塗料などの原料となる中間製品が生産され、さらにさまざまな製品に加工されます。
つまり、ナフサの調達が不安定になったり、価格が上がったりすると、次のようなものに影響が出やすくなります。
- 印刷インク
- 包装フィルム
- プラスチック容器
- 樹脂製品
- 塗料
- 接着剤
- シーリング材
- 防水材
- 断熱材
- ビニールクロス
- 床材
- 配管部材
ポテトチップスの袋が白黒になるという出来事は、食品パッケージだけの問題ではなく、石油化学製品に依存している多くの業界に影響が出ているサインとして見る必要があります。
ポテトチップスの袋と建築資材はどう関係しているのか

「ポテトチップスの袋と家のリフォームに何の関係があるの?」
そう思う方も多いと思います。
しかし、リフォームの現場で使う資材にも、石油由来・ナフサ由来のものは多くあります。
たとえば、外壁塗装で使う塗料、屋根塗装で使う下塗り材やシンナー、防水工事で使う防水材、外壁の目地に使うシーリング材、断熱リフォームで使う断熱材、内装で使うビニールクロスや床材などです。
石油化学工業協会も、ナフサなどを原料として生まれたプラスチックが、生活のさまざまな場面で使われていると説明しています。
住宅のリフォームは、木材や金属だけで成り立っているわけではありません。
実際には、
- 塗る
- 貼る
- 防ぐ
- 固める
- 接着する
- 断熱する
- 防水する
- すき間を埋める
といった多くの工程で、石油化学製品が関係しています。
そのため、原油やナフサの供給不安、価格高騰、調達遅れが起きると、建築資材の価格や納期にも影響が出やすくなります。
ポテトチップスの袋が白黒になるほど、身近な商品でも仕様変更が必要になっている。
これは、リフォームを検討している方にとっても、無関係ではありません。
建築資材の価格高騰と納期遅れが起きる理由

建築資材の価格高騰や納期遅れは、一つの理由だけで起きるわけではありません。
主な要因は、次のように複数あります。
原油・ナフサなどの原材料価格の上昇
塗料、防水材、シーリング材、断熱材、樹脂部材などは、原油やナフサの影響を受けます。
原材料の価格が上がると、メーカーの製造コストが上がります。その結果、資材価格に転嫁され、リフォーム工事の見積価格にも影響します。
包装資材・物流資材の高騰
建築資材は、工場で作られてそのまま現場に届くわけではありません。
梱包材、保護フィルム、段ボール、パレット、物流資材などを使って運ばれます。
包装や物流に使う資材が高くなれば、建築資材そのものの価格にも影響します。
エネルギーコストの上昇
建材を作る工場では、電気・ガス・燃料が必要です。
塗料、樹脂、金属、窯業系建材、断熱材など、製造時に大きなエネルギーを使う資材ほど、エネルギー価格の影響を受けやすくなります。
一部資材の納期遅延
建設業界では、資材価格の高騰とは別に、設備関連や一部建設資材で納期遅延が発生し、工期への影響が出ているとされています。日建連などの資料でも、世界的な原材料や原油などエネルギーの品不足、価格高騰、円安の影響により、建設工事の資材価格が高騰していることが示されています。
つまり、リフォームの見積もりでは、
- 材料代が上がる
- 入荷時期が読みにくくなる
- 工期が後ろにずれる
- 同じ内容でも再見積もりが必要になる
- 希望する商品や色が選びにくくなる
ということが起きる可能性があります。
リフォームで影響を受けやすい工事

リフォームの中でも、特に影響を受けやすいのは、石油化学製品や樹脂系材料を多く使う工事です。
外壁塗装
外壁塗装では、下塗り材、中塗り材、上塗り材、シンナー、養生材、シーリング材など、多くの資材を使います。
塗料やシーリング材は、原油・ナフサ・樹脂・溶剤の影響を受けやすい分野です。
そのため、外壁塗装を検討している方は、見積もりを取ってから長期間放置すると、後から価格が変わる可能性があります。
屋根塗装・屋根工事
屋根塗装でも、塗料、下塗り材、防水性を高める資材、養生材などを使います。
また、屋根工事では、防水シート、ルーフィング、樹脂部材、接着材、金属部材なども関係します。
特に雨漏りが起きている場合は、材料価格の問題だけでなく、工事を遅らせるほど建物内部の傷みが進む可能性があります。
防水工事
ベランダ、バルコニー、屋上などの防水工事では、防水材やプライマー、トップコートなどを使用します。
これらも石油化学製品と関係が深く、原材料価格や供給状況の影響を受けやすい工事です。
雨漏りや水たまりがある場合は、「価格が落ち着いてから」と待つより、まず現状確認を優先した方が良いケースがあります。
シーリング工事
外壁の目地やサッシまわりに使われるシーリング材は、雨水の侵入を防ぐ重要な資材です。
シーリングが切れている、硬くなっている、ひび割れている場合、そこから雨水が入ることがあります。
シーリング材も石油由来の成分と関係があるため、価格変動の影響を受けやすい資材です。
断熱リフォーム
断熱材や樹脂サッシなども、ナフサ由来の素材と関係することがあります。
損保総研の記事でも、住宅には断熱材や塗料、フィルムなどナフサ由来製品が多く使われており、住宅産業は中東情勢の影響を受けやすい業種とも言えると指摘されています。
暑さ対策、寒さ対策、光熱費対策で断熱リフォームを考えている方は、商品選びや納期に余裕を持つことが大切です。
内装リフォーム
ビニールクロス、クッションフロア、接着剤、床材、巾木、養生材など、内装工事にも石油化学製品は多く使われます。
一つひとつの材料単価は小さく見えても、家全体で見ると資材価格の上昇が積み重なります。
リフォームを検討中の方が今すぐ確認すべきこと

ポテトチップスの袋が白黒になるニュースを見て、「建築資材まで関係あるの?」と思った方こそ、今のうちに確認しておきたいことがあります。
まず家の劣化状況を確認する
価格高騰の時期に一番避けたいのは、劣化を放置して被害が大きくなることです。
たとえば、外壁のひび割れを放置して雨水が入ると、外壁補修だけで済んだものが、下地補修や室内補修まで必要になることがあります。
屋根の小さな浮きやズレを放置して雨漏りすると、屋根工事だけでなく、天井・断熱材・壁紙の補修まで必要になることもあります。
見積もりの有効期限を確認する
資材価格が変動している時期は、見積もり金額が長期間保証されないことがあります。
リフォームを検討している場合は、
- 見積もりの有効期限
- 価格改定の可能性
- 使用する材料
- 納期の見込み
- 工事開始時期
- 代替材料の有無
を確認しておくことが大切です。
希望する工事時期から逆算する
「夏までに外壁塗装したい」
「梅雨前に雨漏りを直したい」
「台風前に屋根を見てほしい」
「冬までに断熱リフォームしたい」
このような希望がある場合は、早めに相談することをおすすめします。
資材の納期が遅れると、希望時期に工事ができない可能性があります。
すぐ工事するかではなく、まず状態を把握する
大切なのは、焦って契約することではありません。
まずは、家の状態を正しく把握することです。
丸山建設株式会社では、屋根・外壁・雨漏り・防水・塗装など、住まいの状態を確認し、必要な工事と不要な工事を分けてご説明します。
後回しにするとリフォーム費用が高くなる可能性があります

リフォームは、タイミングによって費用が大きく変わることがあります。
もちろん、すべての工事がすぐ値上がりするわけではありません。
しかし、資材価格が不安定な時期には、同じ工事内容でも、数か月後に価格が変わる可能性があります。
さらに、劣化を放置すると、工事範囲そのものが広がることがあります。
早めなら部分補修で済むケース
外壁の一部のひび割れや、シーリングの劣化、雨樋の一部破損などは、早めに確認すれば部分補修で済む場合があります。
放置すると大きな工事になるケース
雨漏りを放置すると、屋根だけでなく、
- 天井
- 壁紙
- 断熱材
- 木部
- 下地
- 電気まわり
まで被害が広がることがあります。
この場合、最初は小さな補修で済んだものが、大きな修繕費につながる可能性があります。
つまり、価格高騰の時期に大切なのは、今すぐ大きな工事をすることではなく、今の家の状態を早めに確認することです。
丸山建設株式会社では写真付きで分かりやすくご説明します

リフォームを検討している方の中には、
「まだ工事するか決めていない」
「見積もりだけ相談してもいいのか不安」
「価格が上がると言われると急かされている気がする」
「本当に今必要な工事なのか分からない」
という方も多いと思います。
丸山建設株式会社では、屋根・外壁・雨漏り・防水・塗装などの状態を確認し、できる限り写真付きで分かりやすくご説明します。
【現地調査の流れはこちら】▶︎ 丸山建設(株)の3つの調査方法を見る
確認するポイントは、たとえば次のような部分です。
- 屋根材のズレや浮き
- 棟板金の浮き
- 外壁のひび割れ
- シーリングの劣化
- 雨樋の詰まりや破損
- ベランダ防水の劣化
- 雨漏りの跡
- 塗装の劣化
- 室内の湿気やカビ
点検後は、すぐに工事をすすめるのではなく、
- 今すぐ必要な工事
- 急がなくてもよい工事
- 部分補修で済む可能性がある工事
- 将来的に検討すべき工事
を分けてご説明します。
「資材価格が上がる前に相談しておきたい」
「リフォームのタイミングを知りたい」
「今の見積もりが妥当か知りたい」
「屋根や外壁を一度確認してほしい」
このような方は、丸山建設株式会社へご相談ください。
よくある質問

ポテトチップスの袋が白黒になるのは本当ですか?
はい。カルビーは2026年5月12日、一部商品のパッケージに使用する印刷インクの色数を従来仕様から2色に変更すると発表しています。対象はポテトチップス、かっぱえびせん、フルグラなど合計14品で、2026年5月25日週より店頭で順次切り替え予定とされています。
なぜ食品パッケージの話が建築資材に関係するのですか?
食品パッケージの印刷インクやフィルムと、建築資材の塗料、防水材、シーリング材、断熱材、樹脂部材などは、どちらも石油化学製品の影響を受けるためです。ナフサはプラスチックや塗料などの原料につながるため、幅広い業界に影響します。
リフォーム費用はこれから必ず上がりますか?
必ずすべての工事が上がるとは言い切れません。ただし、原材料価格、エネルギーコスト、物流費、資材の納期遅延などが重なると、見積価格や工期に影響が出る可能性があります。
今すぐ契約した方がいいですか?
焦って契約する必要はありません。まずは、家の状態を確認することが大切です。劣化が進んでいなければ急がなくてよい場合もありますし、雨漏りや外壁のひび割れがある場合は早めの対応が必要な場合もあります。
どんなリフォームが影響を受けやすいですか?
外壁塗装、屋根塗装、防水工事、シーリング工事、断熱リフォーム、内装リフォーム、設備交換などは、石油由来・樹脂系の材料を使うことが多いため、価格や納期の影響を受けやすい工事です。
相談だけでもできますか?
はい。丸山建設株式会社では、屋根・外壁・雨漏り・防水・塗装など、住まいに関するご相談に対応しています。工事をするか決めていない段階でも、まずは状態確認からご相談ください。
まとめ|ポテトチップスの袋の白黒化は、リフォーム費用にも関係するサインです

ポテトチップスの袋が白黒になるというニュースは、単なる食品パッケージの話ではありません。
その背景には、中東情勢の緊迫化、原材料の調達不安、印刷インクや包装資材の影響があります。カルビーは商品の安定供給を優先するため、一部商品のパッケージに使う印刷インクの色数を2色に変更すると発表しました。
そして、ナフサはプラスチック、合成繊維、合成ゴム、塗料など、さまざまな製品の原料につながります。
リフォームで使う塗料、防水材、シーリング材、断熱材、樹脂部材、内装材、設備部材も、こうした原材料価格や供給状況の影響を受ける可能性があります。
特に、これからリフォームを検討している方は、
- 見積もり価格が変わる可能性
- 希望する資材の納期が遅れる可能性
- 工事時期が後ろにずれる可能性
- 劣化を放置して工事範囲が広がる可能性
に注意が必要です。
大切なのは、急いで契約することではありません。
まずは、今のお住まいの状態を確認し、必要な工事と不要な工事を見極めることです。
「外壁塗装を検討している」
「屋根の状態が気になる」
「雨漏りが心配」
「資材価格が上がる前に相談しておきたい」
「リフォームのタイミングを知りたい」
このような方は、丸山建設株式会社へご相談ください。
写真付きで住まいの状態を分かりやすくご説明し、必要な対策をご案内します。


