防水材やコーキング材も値上げ対象に国際情勢で変わる住宅工事費の仕組みとは

近年、住宅リフォームや修繕工事を検討されるお客様から「以前より見積もりが高くなった気がする」「数年前より工事費が上がっているのはなぜか」といったご相談をいただく機会が増えています。
特に外壁塗装や屋根工事、雨漏り修理、防水工事の現場では、材料価格の上昇が工事費全体に大きく影響しており、以前と同じ内容の工事でも費用に差が出るケースが珍しくありません。
その中でも、近年大きく価格が上昇しているのが、防水材やコーキング材と呼ばれる建築資材です。
これらは住宅の防水性能を保つために欠かせない材料ですが、普段あまり目にすることがないため、値上がりしていることを知らない方も多いかもしれません。
実はこうした建材価格の変動には、日本国内だけでなく、海外の情勢や世界経済が大きく関係しています。
今回は、防水材やコーキング材がなぜ値上げされているのか、そして国際情勢によって住宅工事費がどう変わるのかを、さいたま市・浦和・大宮エリアで多数の施工実績を持つ丸山建設株式会社がわかりやすく解説します。
防水材やコーキング材とはどのような材料なのか

建物を雨水から守るために欠かせない防水材
防水材とは、その名前の通り建物へ水が入らないように守るための材料です。
主にベランダ、バルコニー、屋上、陸屋根など、雨が直接当たる場所に施工されており、建物内部への水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
防水工事が必要な場所は日々紫外線や雨風にさらされているため、年月の経過とともにどうしても劣化していきます。
もし防水材が傷んだまま放置されれば、雨漏り修理が必要になるだけでなく、建物内部の木材腐食やカビの発生につながる恐れがあります。
外壁のすき間を埋めるコーキング材
コーキング材とは、外壁材と外壁材のつなぎ目や、窓サッシまわりなどのすき間を埋めるゴム状の材料です。
シーリング材と呼ばれることもあり、住宅の防水性と気密性を保つために重要な役割を果たしています。
外壁塗装を行う際には、このコーキング部分の打ち替えや補修を一緒に行うことが多く、建物の耐久性を維持するためには欠かせない工程です。
目立たない場所に使われているため軽視されがちですが、劣化すると雨漏りの原因にもなるため注意が必要です。
なぜ防水材やコーキング材は値上がりしているのか
原料となる石油価格の高騰
防水材やコーキング材の多くは、石油を原料として製造されています。
そのため、原油価格が上昇すると製造コストも上がり、結果として販売価格にも反映されます。
近年は海外での紛争や戦争、産油国の供給調整などによって原油価格が不安定になっており、世界全体で石油価格が上昇しています。
これが建築資材の値上がりに直結しているのです。
住宅工事に使用される材料は一見すると石油と関係がないように思われますが、実際には多くの建材が石油由来で作られています。
そのため、石油価格の変動は外壁塗装や屋根工事、防水工事など幅広い分野へ影響を与えています。
円安による輸入コスト増加
日本は建材の原料を多く海外から輸入しています。
そのため、円安になると海外から仕入れる際のコストが高くなり、材料価格全体が上昇します。
最近ではニュースでも円安が大きく取り上げられていますが、これにより建築業界全体で仕入れ価格が上がり、多くの住宅工事費に影響が出ています。
運送費や物流費の上昇
建材は工場で作られて終わりではありません。
製造された後、倉庫へ運ばれ、さらに現場まで配送される必要があります。
この輸送にはトラックや重機が必要であり、それらの燃料費も石油価格の影響を受けます。
つまり、材料そのものだけでなく「運ぶ費用」まで上昇しているため、住宅工事費全体が高くなっているのです。
値上げが住宅工事へ与える影響

外壁塗装や防水工事の見積額が上がっている
防水材やコーキング材の値上げによって、外壁塗装や防水工事の費用にも変化が出ています。
特にコーキング補修を伴う外壁塗装工事では、以前より材料費が高くなっているため、総額が上がるケースが増えています。
また、ベランダ防水や屋上防水といった防水工事でも、防水材単価の上昇によって施工費全体が高くなっています。
雨漏り修理や屋根工事にも影響が広がっている
防水材は雨漏り修理にも使用されるため、部分補修であっても以前より費用が高くなる傾向があります。
さらに屋根工事でも、防水シートや副資材の価格上昇により工事費へ影響が出ています。
つまり、一部の工事だけではなく、住宅メンテナンス全体で価格上昇が起きている状況です。
工事費が上がる時代に損をしないための考え方
劣化を放置せず早めに対応することが大切
工事費が上がっている今だからこそ大切なのは、劣化を放置しないことです。
「まだ大丈夫だろう」と後回しにしている間に、さらに材料価格が上がる可能性があります。
加えて、劣化が進行すると補修範囲が広がり、結果として工事費が高額になることも少なくありません。
小さなひび割れや軽微な劣化の段階で補修できれば済んだものが、放置によって大規模な雨漏り修理へ発展することもあります。
火災保険を活用できる場合もある
もし建物の破損原因が自然災害によるものであれば、火災保険を活用できる可能性があります。
たとえば台風によって屋根材が飛散してしまった場合や、強風によって外壁材が破損したケース、雹によって防水層に傷みが生じた場合、積雪の重みによって雨樋が破損した場合などは、自然災害による被害として火災保険の補償対象になることがあります。
丸山建設株式会社では、火災保険申請に関するご相談にも対応しております。

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まとめ

防水材やコーキング材の値上げは、単なる業界内の問題ではありません。
国際情勢の変化や原油価格の高騰、円安、物流費増加など、世界全体の経済が住宅工事費にまで影響を与えています。
そのため、今後も外壁塗装、屋根工事、雨漏り修理、防水工事などの価格は変動する可能性があります。
これから住宅メンテナンスを検討される方は、必要な工事を先延ばしにせず、適切なタイミングで判断することが重要です。
丸山建設株式会社では、さいたま市・浦和・大宮を中心に、建物の状態確認から最適な工事提案まで丁寧に対応しております。
住宅工事費の高騰が気になる方や、修繕時期に迷われている方は、ぜひお気軽にご相談ください。



