建て替えとリフォームのどちらがお得かは、単純な金額だけでは判断できません。
一般的には、既存の建物を活かせる場合はリフォームの方が費用を抑えやすく、建物の傷みが大きい場合や間取り・耐震性・断熱性を大きく改善したい場合は、建て替えの方が長期的に満足しやすいケースがあります。
国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査では、注文住宅取得世帯の住宅購入資金は平均6,188万円、中央値5,030万円とされている一方、リフォーム住宅のリフォーム資金は平均154万円、中央値48万円とされています。
ただし、これはあくまで調査上の平均であり、実際の建て替えやリフォーム費用は、建物の大きさ・劣化状況・工事内容・地域・仕様によって大きく変わります。
特に注意したいのは、「リフォームの方が安そうだから」と劣化状況を確認せずに決めてしまうことです。
屋根・外壁・基礎・柱・梁・床下・水回り・雨漏りなどに大きな問題がある場合、部分的なリフォームを繰り返すより、建て替えを検討した方がよいケースもあります。
また、2025年4月以降、2階建て木造戸建てなどで行う大規模なリフォームは、内容によって建築確認手続きの対象になります。
水回りのみのリフォームや手すり設置などは従来どおり建築確認手続きが不要とされていますが、主要構造部に関わる大規模な修繕・模様替えでは注意が必要です。
この記事では、建て替えとリフォームの違い、費用だけで判断してはいけない理由、築年数ごとの考え方、リフォームが向いている家、建て替えが向いている家、そして迷った時に丸山建設株式会社へ相談すべきポイントをわかりやすく解説します。
建て替えとリフォームで迷う人が増えている理由

最近は、家の老朽化や家族構成の変化、地震対策、断熱性能、光熱費、雨漏り、外壁の劣化などをきっかけに、「建て替えた方がいいのか、それともリフォームで十分なのか」と悩む方が増えています。
建て替えは、古い建物を解体して新しく家を建てる方法です。間取りや性能を大きく変えられる一方で、費用は高くなりやすく、解体費・仮住まい費用・引っ越し費用なども考える必要があります。
一方、リフォームは、今ある建物を活かして必要な部分を直す方法です。屋根、外壁、水回り、内装、断熱、耐震、防水など、必要な部分に絞って工事できるため、建て替えより費用を抑えやすいケースがあります。
ただし、建物の状態が悪いまま表面だけをきれいにしてしまうと、後から雨漏り・床下の腐食・外壁内部の劣化などが見つかり、追加費用がかかる可能性があります。
そのため、建て替えかリフォームかを決める前に、まずは今の家の状態を正しく把握することが大切です。
建て替えとは?メリットと注意点

建て替えとは、今ある住宅を解体し、新しく住宅を建てる方法です。
大きなメリットは、家全体を一から計画できることです。
たとえば、
- 間取りを大きく変えられる
- 耐震性を高めやすい
- 断熱性・省エネ性能を上げやすい
- 水回りや配線を新しくできる
- 老後を考えた動線にしやすい
- 家族構成に合わせた住まいにできる
といった利点があります。
特に、築年数がかなり経っていて、屋根・外壁・基礎・柱・水回り・断熱など、複数の部分に大きな劣化がある場合は、リフォームを重ねるより建て替えを検討した方がよい場合もあります。
一方で、建て替えには注意点もあります。
- 工事費用が大きくなりやすい
- 解体費がかかる
- 仮住まいが必要になることがある
- 引っ越し費用がかかる
- 工期が長くなりやすい
- 建築確認申請などの手続きが必要になる
- 土地条件によっては希望通りに建てられない場合がある
また、国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査では、注文住宅取得世帯の住宅購入資金は平均6,188万円、中央値5,030万円とされています。建て替えの場合は、新築工事費だけでなく、解体費や仮住まい費用なども考える必要があるため、総額で比較することが大切です。
リフォームとは?メリットと注意点

リフォームとは、今ある建物を活かしながら、傷んだ部分や不便な部分を直す工事です。
リフォームの大きなメリットは、必要な部分に絞って工事できることです。
たとえば、
- 外壁塗装
- 屋根修理
- 屋根塗装
- 雨漏り修理
- 水回り交換
- 内装リフォーム
- 間取り変更
- 断熱リフォーム
- 耐震補強
- ベランダ防水
- 雨樋交換
など、住まいの状態や予算に合わせて工事内容を選べます。
国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査では、リフォーム住宅のリフォーム資金は平均154万円、中央値48万円とされています。ただし、これは小規模な工事から大規模な工事まで含まれる平均のため、全面リフォームや耐震・断熱・屋根外壁を含む工事では、費用が大きくなることもあります。
リフォームの注意点は、建物の劣化状況によっては、最初の見積もりより工事範囲が広がる可能性があることです。
特に注意したいのは、
- 雨漏りしている
- 床が沈む
- 外壁に大きなひび割れがある
- シロアリ被害がある
- 基礎に大きな亀裂がある
- 屋根の下地が傷んでいる
- 水回りの配管が古い
といったケースです。
このような状態で見た目だけをきれいにしても、根本的な解決にならないことがあります。
リフォームで本当に得をするには、表面の工事だけでなく、建物の中身まで確認することが重要です。
費用だけで見るとリフォームが安く見えやすい理由

建て替えとリフォームを比較すると、最初の費用だけならリフォームの方が安く見えることが多いです。
理由は、建て替えの場合、家全体を新しくするため、
- 解体
- 新築工事
- 仮住まい
- 引っ越し
- 登記
- 申請
- 外構
- 設備
- 付帯工事
など、広い範囲の費用がかかるからです。
一方、リフォームは必要な部分だけ工事できます。
たとえば、外壁が傷んでいるなら外壁塗装、屋根が傷んでいるなら屋根修理、雨漏りがあるなら雨漏り修理、水回りが古いなら水回り交換というように、優先順位をつけて進められます。
ただし、ここで重要なのは、安いからリフォームが正解とは限らないということです。
たとえば、築年数が古く、屋根も外壁も水回りも床下も傷んでいる場合、個別にリフォームを重ねることで、結果的に建て替えに近い費用になることもあります。
逆に、構造部分がしっかりしていて、屋根・外壁・水回りなど必要な部分だけ直せば十分な場合は、リフォームの方が費用対効果は高くなります。
つまり、費用比較で大切なのは、今かかる金額だけでなく、今後10年・20年住むために必要な総額を見ることです。
リフォームが向いている家の特徴

リフォームが向いているのは、今の建物を活かせる状態の家です。
具体的には、次のようなケースです。
建物の構造がしっかりしている
柱・梁・基礎・床下などに大きな問題がなく、建物の骨組みがしっかりしている場合は、リフォームで十分対応できる可能性があります。
間取りに大きな不満がない
今の間取りをある程度活かせる場合、建て替えよりリフォームの方が効率的です。
水回りの交換、内装の変更、収納の追加、断熱改善などで暮らしやすくなることもあります。
屋根や外壁の劣化が部分的
屋根材の一部補修、外壁塗装、シーリング打ち替え、雨樋交換などで対応できる状態なら、建て替えよりリフォームの方が費用を抑えやすいです。
住み慣れた家を残したい
家族の思い出がある家、親から受け継いだ家、地域に馴染んだ家を残したい場合も、リフォームは有力な選択肢です。
予算を抑えながら改善したい
一度に大きなお金をかけるのではなく、優先順位をつけて段階的に直していきたい場合は、リフォームが向いています。
丸山建設株式会社では、屋根・外壁・雨漏り・水回り・内装などの状態を確認し、リフォームで対応できるかをわかりやすくご説明します。
建て替えが向いている家の特徴

建て替えが向いているのは、今の建物を活かすより、一から作り直した方が合理的なケースです。
具体的には、次のような家です。
構造部分の傷みが大きい
柱、梁、基礎、床下、屋根下地などに大きな劣化がある場合は、リフォームでは補修範囲が広がりやすくなります。
特に、雨漏りを長年放置していた家や、シロアリ被害がある家は注意が必要です。
耐震性に大きな不安がある
古い建物で耐震性に不安がある場合、耐震補強リフォームで対応できることもありますが、状態によっては建て替えの方が安全性を確保しやすい場合があります。
間取りを大きく変えたい
「部屋数を大きく変えたい」「階段の位置を変えたい」「水回りの位置を大きく移動したい」「二世帯住宅にしたい」などの場合、リフォームより建て替えの方が自由度が高くなります。
断熱・省エネ性能を大きく改善したい
家全体の断熱性や省エネ性能を大きく上げたい場合、建て替えの方が計画しやすいケースがあります。
一方で、窓・断熱・給湯器などの省エネリフォームについては、2026年も住宅省エネキャンペーンでリフォーム向けの支援が用意されており、すべての世帯が対象になるリフォーム制度もあります。
長く住む前提で家全体を作り直したい
今後30年、40年と住み続ける前提で、間取り・性能・デザイン・バリアフリー性を一新したい場合は、建て替えも有力です。
ただし、建て替えは費用が大きくなりやすいため、リフォームで対応できる部分と、建て替えが必要な理由を整理してから判断しましょう。
築年数だけで判断してはいけない理由

建て替えかリフォームかを考える時、多くの方が最初に気にするのが築年数です。
もちろん、築年数は大切な判断材料です。
しかし、築30年だから必ず建て替え、築20年だからリフォームで十分、というように単純には決められません。
同じ築30年でも、
- 定期的に屋根や外壁をメンテナンスしてきた家
- 雨漏りを放置してきた家
- 床下の湿気が多い家
- 外壁のひび割れが多い家
- 水回りの交換をしていない家
- シロアリ対策をしていない家
では、状態がまったく違います。
逆に、築年数が浅くても、雨漏りや施工不良、外壁の劣化、排水不良などがある場合は、早めの補修が必要になることもあります。
大切なのは、築年数ではなく、今の家がどの部分まで傷んでいるかです。
丸山建設株式会社では、屋根・外壁・雨漏り・防水・水回りなど、住まいの状態を確認したうえで、リフォームでよいのか、建て替えも検討すべきなのかを一緒に整理します。
2025年以降の大規模リフォームは建築確認にも注意

リフォームを検討する時は、費用だけでなく、法的な手続きにも注意が必要です。
国土交通省の資料では、2階建ての木造戸建て等で行われる大規模なリフォームについて、2025年4月以降に工事着手するものは、建築確認手続きの対象になると説明されています。ここでいう大規模なリフォームとは、壁・柱・床・梁・屋根・階段などの主要構造部の一種以上について、過半の改修等を行う大規模修繕・模様替えに該当するものです。
一方で、キッチン、トイレ、浴室などの水回りのみのリフォームや、バリアフリー化のための手すり・スロープ設置工事は、従来どおり建築確認手続きは不要とされています。
つまり、同じリフォームでも、
- 外壁をきれいにする
- 水回りを交換する
- 内装を直す
- 屋根や構造部分を大きく改修する
- スケルトンリフォームをする
では、必要な手続きが変わる可能性があります。
大規模リフォームを考えている場合は、「建て替えより安そう」という理由だけで進めず、確認申請の有無、工期、設計費、耐震性、断熱性、今後のメンテナンスまで含めて検討しましょう。
補助金や省エネリフォームも比較材料になります

建て替えとリフォームを比較する時は、補助金や省エネ制度も確認しておきたいポイントです。
2026年の住宅省エネキャンペーンでは、新築とリフォームを対象にした複数の補助事業により、家庭部門の省エネ化を促進するとされています。リフォームについては、開口部の断熱や高効率給湯器などを中心に、幅広い工事が補助対象となる制度が案内されています。
また、住宅省エネ2026キャンペーンの登録事業者は、消費者に代わって交付申請等の手続きを行う仕組みとされています。補助金を活用したい場合は、対象工事・対象製品・予算上限・申請時期・登録事業者かどうかを早めに確認することが大切です。
ただし、補助金があるから必ずリフォームが得、というわけではありません。
補助金はあくまで判断材料の一つです。
本当に大切なのは、
- 家の劣化状況
- 今後何年住む予定か
- 必要な性能
- 家族構成
- 予算
- 工事範囲
- 将来のメンテナンス費
を総合的に考えることです。
丸山建設株式会社では、リフォームで対応できる内容を確認しながら、必要に応じて補助金対象になりそうな工事についても確認しやすい形でご案内します。
建て替えとリフォームで迷った時の判断基準

建て替えとリフォームで迷った時は、次の順番で考えると整理しやすくなります。
1. 今の家にあと何年住む予定か
あと5年から10年程度なのか、20年から30年以上住む予定なのかで、選ぶべき工事は変わります。
長く住むなら、表面的な補修だけでなく、屋根・外壁・断熱・耐震・水回りなども含めて考える必要があります。
2. 建物の構造部分に問題があるか
柱、梁、基礎、床下、屋根下地などに大きな問題がある場合は、リフォーム費用が大きくなりやすくなります。
この場合は、建て替えも含めて比較した方がよいです。
3. 雨漏りや水回りの劣化があるか
雨漏りや配管の劣化は、放置すると建物内部を傷めます。
早めに確認すれば部分補修で済む場合もありますが、長期間放置していると大きな工事になることがあります。
4. 間取りをどこまで変えたいか
今の間取りを活かせるならリフォームが向いています。
しかし、階段位置、水回り位置、部屋数、二世帯化などを大きく変えたい場合は、建て替えの方が計画しやすいこともあります。
5. 予算をどこまでかけられるか
建て替えは総額が大きくなりやすく、リフォームは工事範囲を調整しやすいです。
ただし、リフォームでも工事範囲が広がると費用は大きくなります。
6. 今の家に愛着があるか
費用だけではなく、家族の思い出や住み慣れた環境を残したいかも大切な判断基準です。
費用、性能、暮らしやすさ、思い出のバランスを見ながら考えましょう。
丸山建設株式会社では写真付きで住まいの状態をご説明します

建て替えとリフォームで迷っている方に一番必要なのは、正確な現状把握です。
丸山建設株式会社では、屋根・外壁・雨漏り・防水・水回り・内装など、今のお住まいの状態を確認し、できる限り写真付きでわかりやすくご説明します。
【現地調査の流れはこちら】▶︎ 丸山建設(株)の3つの調査方法を見る
確認するポイントは、たとえば次のような部分です。
- 屋根の劣化
- 棟板金の浮き
- 外壁のひび割れ
- シーリングの劣化
- 雨漏りの跡
- 雨樋の詰まりや破損
- ベランダ防水の劣化
- 室内のシミやカビ
- 水回りの傷み
- 床の沈み
- 建物全体のメンテナンス状況
点検後は、すぐに工事をすすめるのではなく、
- リフォームで十分対応できる状態か
- 部分補修で済む可能性があるか
- 大規模リフォームを検討すべきか
- 建て替えも視野に入れるべきか
- 今すぐ必要な工事と後回しにできる工事は何か
を整理してご説明します。
「建て替えた方がいいと言われたけど本当か知りたい」
「リフォームでどこまで直せるのか知りたい」
「費用を抑えながら長く住みたい」
「屋根や外壁の状態を一度見てほしい」
このような方は、丸山建設株式会社へご相談ください。
よくある質問

建て替えとリフォームはどちらが安いですか?
一般的には、既存の建物を活かせる場合はリフォームの方が費用を抑えやすいです。ただし、建物の劣化が大きい場合や、屋根・外壁・水回り・構造部分まで広範囲に直す場合は、建て替えも含めて比較した方がよいです。
築何年なら建て替えを考えるべきですか?
築年数だけでは判断できません。築30年以上でもメンテナンス状態がよければリフォームで対応できることがあります。一方で、築年数が浅くても雨漏りや構造の傷みがある場合は、早めの確認が必要です。
雨漏りしている家は建て替えた方がいいですか?
雨漏りしているから必ず建て替え、というわけではありません。原因が屋根の一部や外壁のひび割れ、シーリング劣化などであれば、リフォームで対応できる場合があります。ただし、長期間放置して構造部分まで傷んでいる場合は、大きな工事になる可能性があります。
大規模リフォームには確認申請が必要ですか?
2025年4月以降、2階建て木造戸建てなどで行う大規模なリフォームは、内容によって建築確認手続きの対象になります。主要構造部の過半を改修するような工事では注意が必要です。
補助金を使うなら建て替えとリフォームのどちらが得ですか?
補助金は工事内容や対象製品、世帯条件、申請時期によって変わります。2026年の住宅省エネキャンペーンでは、リフォーム向けにも開口部断熱や高効率給湯器などを中心とした支援が案内されています。
まだ工事するか決めていなくても相談できますか?
はい。建て替えかリフォームかを決める前に、まず今の家の状態を確認することが大切です。丸山建設株式会社では、相談段階でも住まいの状態確認についてご相談いただけます。
まとめ|建て替えとリフォームは金額だけでなく、家の状態で判断しましょう

建て替えとリフォームのどちらがお得かは、単純な金額だけでは決められません。
費用だけを見れば、リフォームの方が安く見えることが多いです。
しかし、建物の劣化が大きい場合や、耐震性・断熱性・間取りを大きく改善したい場合は、建て替えの方が長期的に納得しやすいケースもあります。
一方で、建物の構造がしっかりしていて、屋根・外壁・水回り・内装など必要な部分を直せば十分な場合は、リフォームの方が費用対効果は高くなります。
大切なのは、
- 築年数だけで判断しない
- 費用だけで判断しない
- 見た目だけで判断しない
- 家の劣化状況を確認する
- 今後何年住むかを考える
- 補助金や法的手続きも確認する
- 信頼できる施工会社に相談する
ことです。
「建て替えとリフォームで迷っている」
「どちらが本当に得なのか知りたい」
「今の家を活かせるか確認したい」
「屋根や外壁、雨漏りの状態を見てほしい」
このような方は、丸山建設株式会社へご相談ください。
今のお住まいの状態を確認し、リフォームで対応できるのか、建て替えも検討すべきなのか、わかりやすくご案内します。


